清水建設、放射線の遮へいを最適設計、安全性と経済性両立 画像 清水建設、放射線の遮へいを最適設計、安全性と経済性両立

インバウンド・地域活性

 清水建設は28日、高エネルギー放射線医療施設の放射線遮へい性能を最適に設計する計算手法を確立したと発表した。遮へい壁を透過する放射線の挙動の3次元解析を基に室外線量を評価する。安全性と経済性を両立した遮へい壁を設計できるのが特徴。これまで困難だった複雑な形状の施設設計や、レイアウト変更時の治療装置の配置検討などに柔軟に対応できる。今後需要の増加が見込まれる放射線医療施設の建設受注の拡大に役立てる。
 同社は、高エネルギーの放射線(光子)を照射した際に起こる核反応により、原子核から中性子などの粒子が放出される現象(光核反応)のデータベース(DB)を構築した。約2650の原子核(核種)を網羅している。
 DBを活用してシミュレーション用の線源モデルを独自開発。遮へい壁を透過する放射線の挙動の3次元解析を基に室外線量を評価する遮へい計算手法を確立した。
 同手法を遮へい設計に活用すると、安全性を確保した上で、遮へい壁の鉄板量や壁厚のスリム化を図ることが可能になる。従来手法と比べ、建設コストを10~20%低減できるという。複雑な形状の施設設計や、レイアウト変更時の治療装置の配置検討などにも柔軟に対応することが可能だ。

清水建設/放射線医療施設の遮へい壁を最適設計/安全性と経済性両立

《日刊建設工業新聞》

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