廃校利用、建設職人育成するアカデミー発足 画像 廃校利用、建設職人育成するアカデミー発足

インバウンド・地域活性

 群馬県沼田市で建設職人を育成するプロジェクトが本格的に動き始めた。市内の廃校(旧利根村立南郷小学校)を利用した短期育成型技能訓練校の来年4月開校に向け、運営主体となる一般社団法人の「利根沼田テクノアカデミー」の発足会議が28日に同市役所で開かれ、今後の活動方針などを確認した。
 3カ月の短期実践コース(板金、瓦、鉄筋、型枠、左官)と6~12カ月の長期実践コース(多能工)で構成。来春には板金と瓦の2職種で訓練を始める。既に訓練生の募集を開始しており、年内に30人の確保を目指す。
 発足会議で横山公一沼田市長は「遊休施設の活用をお願いする。利根沼田が明るく元気になるようお力添えを」と期待を表明。木村実国土交通省土地・建設産業局建設市場整備課長は「この施設の発展は離職者が多い建設業界にとって大きな意義がある。全力で応援する」と述べた。
 アカデミーの理事として運営に携わる全国建設業協同組合連合会・群馬県建設業協会の青柳剛会長は「大切なのは人を育てる熱意。全国から注目されるこの取り組みが有意義なものとなるようにしたい」と話した。
 アカデミーは、自社施設で板金職人の育成に取り組んできたテクノアウター(桑原勝則社長)の成果を他職種にも広げていこうという試み。商品開発の授業も取り入れ、「起業家を目指す取り組みにも力を入れる」(テクノアウターの桑原敏彦会長)としている。
 会議には建設業振興基金の長谷川周夫部長も出席。厚生労働省から受託した「建設業労働者緊急育成支援事業」への参画を呼び掛けた。

利根沼田テクノアカデミー発足/群馬県沼田市で廃校利用し職人育成/16年4月開校

《日刊建設工業新聞》

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