国交省、「営繕工事積算チェックマニュアル」の解説版を作成 画像 国交省、「営繕工事積算チェックマニュアル」の解説版を作成

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 国土交通省は、3月末に公表した「営繕工事積算チェックマニュアル」の解説版を作成した。外注する設計事務所の技術者の活用を念頭につくったマニュアルを、技術職員が少ない地方自治体でも理解できるよう分かりやすく解説している。国交省は、マニュアル上のチェックシートを成果物の一つとして設計事務所に提出させ、受発注者双方で正確な数量積算が行えているかを確認できるようにしている。同様の取り組みを自治体にも推奨し、数量積算の精度向上に役立ててもらう。
 解説版を近く、国交省のホームページに掲載。併せて自治体に向けた周知文書も送付し、活用を促す。
 チェックマニュアルは、設計事務所の積算担当者を念頭に置いた「プロ仕様」。正確に数量を拾えているかなどを発注者が確認するには、相応の技術力が必要となる。解説版は、技術的知見の少ない発注者がマニュアルを理解し、活用することを目的に作成した。
 解説版では、マニュアルが積算数量の拾い忘れや違算を防止し、数量算出の精度向上を図る目的で、チェックすべき項目や数量確認のための数値指標を整理してまとめたものと説明。業務の中でチェックリストやチェックシートを使って確認する流れをフロー図で示し、どの段階でチェックを行い成果物となる積算数量調書を完成させるかを説明している。
 マニュアルに基づくチェックでは、「数量算出チェックリスト」「積算数量調書チェックリスト」「数量チェックシート」を用意。解説版では、これらを使った建築、電気設備、機械設備それぞれのチェック手法も説明している。
 官庁営繕事業では、チェックマニュアルを積算の適用基準とし、確認に使ったチェックリストやチェックシートを積算数量調書と併せた成果物として提出を求めることを、設計業務の特記仕様書に明記している。自治体でも同様の取り組みが行われれば、拾い忘れや違算を受発注者双方で確認しやすくなる。
 国交省ではこのほか、公共建築工事の積算基準や運用をパッケージ化した「営繕積算方式」活用マニュアルも改訂。公共工事品質確保促進法(公共工事品確法)の規定に沿う形で構成を見直し、発注者の責務として明確化された適正な予定価格の設定に活用されるよう工夫した。

国交省/営繕工事積算で点検手引解説版/自治体の活用促進

《日刊建設工業新聞》

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