「g7サミット」で山梨県丹波山村に7村集合、小さな村の誇り発信 画像 「g7サミット」で山梨県丹波山村に7村集合、小さな村の誇り発信

インバウンド・地域活性

 全国各ブロックの人口が最も少ない村から農家らが山梨県丹波山村に集まり23日、「小さな村g7サミット」が発足した。先進7カ国による主要国首脳会議「G7サミット」をヒントに、小さなガバメント(自治)の村が協力して地域の未来を築こうと、丹波山村の住民らが企画した。今後は特産品の共同販売や情報発信などで連携を深め、来年5月には7村の村長が集まる本格サミットを計画する。

 「g7サミット」に参加したのは北海道音威子府村(人口790人)、福島県桧枝岐村(同590人)、山梨県丹波山村(同600人)、和歌山県北山村(同460人)、岡山県新庄村(同980人)、高知県大川村(同410人)、熊本県五木村(同1190人)。

 きっかけは、テレビのディレクターを経て丹波山村に移住した小村幸司さん(50)が昨年、好奇心から北海道から九州まで各ブロックの小さな村を訪問したことだった。当初は「自分の名前も小村」という気楽さで村を訪問したが、現場から見えてきたのは村民一体となってユニークな地域をつくろうと奮闘している姿だった。

 例えば北山村では花粉症を緩和するとされるかんきつ「じゃばら」の特産化に取り組み、大川村では人口の1割が15歳以下が占めるなど子育て支援で成果を上げていた。「どれも地方創生のヒントばかり。小さな村が連携したら、絶対に面白い」とひらめき、村の農家や役場に連携を呼び掛け、g7サミットが実現した。

 同日の歓迎セレモニーでは、各村から数人が参加し、代表者が地域の自慢や悩みを披露。五木村から来た地域おこし協力隊の山里佳那さん(28)は「小さい村が力を合わせて農産物の販売促進や地域をPRすれば大きな力になる。わくわくする」と笑顔を見せた。北山村販売センターの三浦俊夫さん(51)は「小さい村は、合併しないで生き残るんだという強い覚悟を持っている。情報共有ができて参考にも刺激にもなった」と感想を述べ、他村の住民に熱心に「じゃばら」をPRしていた。

 丹波山村の農家、酒井隆幸さん(34)は「同級生が13人いても村に残っているのは自分だけ」と明かし、「人口減に悩む村同士が連帯し、地域再生の手法を学びたい」と意欲的に話した。サミットは25日まで。(尾原浩子)

「G7」ならぬ「g7サミット」 力合わせ未来築こう 小さな村の誇り発信 山梨県丹波山村に7村集合 

《日本農業新聞「e農net」》

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