堺市の南海本線連立事業、来年度に詳細設計着手へ 画像 堺市の南海本線連立事業、来年度に詳細設計着手へ

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 ◇用地買収進ちょく86%
 堺市は16年度、南海電気鉄道南海本線の堺市から大阪府高石市までの約2・7キロ区間を高架化する「南海本線(堺市)連続立体交差事業」の詳細設計に着手する見通しだ。同事業は、堺市域の延長約2・3キロと高石市域の延長約0・4キロを高架化して7カ所の踏切を取り除き、交通渋滞や事故を解消する。仮線整備などに必要な用地買収の進ちょく率は全体で約86%。概略設計は中央復建コンサルタンツが担当している。
 06年度に事業着手した。連続立体交差構造物を整備するため設ける仮線は本線西側に計画しており、西側用地の買収の進ちょく率は約90%。順調に作業が進めば、仮線整備は19年度にも完了する見通し。側道などを建設する本線東側の用地買収の進ちょく率は約80%。同事業の施行期間は27年度末までを予定している。
 同事業区間で、国有形文化財に指定されている浜寺公園駅舎(堺市西区浜寺公園町2)と諏訪ノ森駅舎(同西区浜寺諏訪森町西2)は、保存活用する計画。現在の浜寺公園駅舎は、高架駅舎の正面玄関としての機能を残す一方、諏訪ノ森駅舎は、高架駅の西側に設ける駅前広場内に設置する。
 堺市は13年度に2駅舎の活用プランと、新設高架駅舎、周辺景観のデザインを募るコンペを実施し、最優秀作品を選定。浜寺公園駅はアプル総合計画事務所(東京都文京区)の作品、諏訪ノ森駅はジェイアール東日本建築設計事務所(同渋谷区)の作品が選ばれ、現在、2者で設計中。
 浜寺公園駅高架化準備工事と同駅付近の西側仮線は南海辰村建設で施工。準備工事では、上下線ホームと現駅舎を結ぶ地下通路を現駅舎西側に設ける仮駅舎の位置まで延伸するとともに、仮駅舎本体を整備する。諏訪ノ森駅の改修工事も今年から同社で進めており、仮駅舎などを設ける。
 市は現在、「南海本線連続立体交差事業事業認定図書作成業務(その2)」の委託先を決める一般競争入札の手続きを進めており、11月4日に開札する。

堺市/南海本線連立事業(堺市~大阪府高石市)/16年度に詳細設計着手へ

《日刊建設工業新聞》

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