宮古盛岡横断道・蟇目腹帯工区で安全祈願祭開く…復興支援道路に 画像 宮古盛岡横断道・蟇目腹帯工区で安全祈願祭開く…復興支援道路に

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 国道106号を復興支援道路として高規格化する宮古盛岡横断道路のうち、岩手県宮古市の蟇目腹帯(ひきめはらたい)工区で21日に安全祈願祭が開かれた。
 同工区はトンネル2本、道路改良、橋梁下部工が連続する大ロット現場で、施工は大豊建設・佐田建設特定JVが担当。腹帯第2トンネルの掘削開始を機に、関係者による鍬入れが行われた。
 国道106号は内陸の盛岡市と沿岸の宮古市を結ぶ重要インフラだが、腹帯地区は蛇行する閉伊川に沿う形で急カーブが多く、冬季の積雪・凍結などで局所的に通行困難となっており、東日本大震災以降、復興支援道路として整備が急速に進んでいる。
 蟇目腹帯工区は東北地方整備局三陸国道事務所の所管で、宮古箱石道路とも呼ばれている。
 大豊・佐田特定JVの工区は橋台2基、PC橋脚3カ所のほか、来年夏の貫通を目指し今回鍬入れが行われた腹帯第2トンネル(延長577メートル)と、第2の完了後に着手する第3トンネル(283メートル)の建設、第2トンネルと腹帯橋梁間の本線道路改良を行う。
 工区全体は17年6月末の完成予定だ。
 三陸国道事務所の永井浩泰所長は「復興支援をはじめとする基幹インフラであり、一日も早い開通を目指す。その一方で、ダンプトラックの場内洗浄や譲り合い運転といった環境負荷軽減工事にも注目してほしい」とあいさつ。
 宮古市の山口公正副市長は「宮古港と室蘭港を結ぶ新たなフェリー航路が18年に就航となる。これは内陸の盛岡市にとっても地域や経済の活性化が期待され、宮古盛岡横断道は大きなストック効果を発揮する」と展望を述べた。
 大豊建設の大隅健一取締役兼専務執行役員東北支店長は、施工者を代表し「重要なプロジェクトに携われる名誉と重責を感じている。施工各社の技術を結集して工事に当たり、現場見学会なども催しながら地域と交流していきたい」と語った。
 安全祈願祭では地元の茂市鹿子踊り保存会が鹿子踊りを披露。また、本年度限りで廃校となる茂市小学校の全校児童が招かれ、思い出づくりの一つとして、さんさ踊りを演じた。
 平岡元所長(大豊・佐田JV)の話
 「周辺の民家に影響を及ぼさないよう、防音扉だけでなく最大高さ10メートルまで対応できる防音壁を備える。車両の出入りについては道路を汚さないよう場内で自動洗浄を施し、安全第一で作業に当たる」。

東北整備局/宮古盛岡横断道・蟇目腹帯工区で安全祈願祭開く/施工は大豊建設JV

《日刊建設工業新聞》

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