木質耐震ブレース、竹中工務店が開発…コンクリートと同等強度 画像 木質耐震ブレース、竹中工務店が開発…コンクリートと同等強度

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 竹中工務店は、木質耐震ブレース「T-FoRest Light」(Tフォレストライト)を開発し、京都競馬場(京都市伏見区)のRC造スタンド施設「グランドスワン」の耐震補強工事に初採用した。集成材のブレース本体下部に取り付けたコイルばねの圧着力でRC造やSRC造の柱・梁に固定する仕組み。コンクリート・ブレースの20~25%の重量でありながら、同等の強度や見た目の美しさなども確保できる。今後、教育施設などに展開していく方針だ。
 Tフォレストライトは、建物内部に施工する耐震改修工法。低騒音・低振動で、建物を使用しながら施工できる。既存柱・梁への大掛かりな取り付け工事が不要で、200~300ミリ角の木材ブレースを2人の作業員による手作業で施工することが可能という。短工期・低コストも特徴で、改修前と同等の動線や視認性を確保できる。
 一般的な集成材の圧縮強度は1平方ミリ当たり20~30ニュートン(N)程度で、一般的なコンクリートとほぼ同等。剛性(ヤング係数)はコンクリートの約半分となるが、圧縮ブレースとして地震時に大きな耐力を発揮する。
 ブレースそのものの寿命は、通常の建築物と同等の約60年を想定。重量が軽いため、取り換えも簡単にできる。
 改修工事が行われたグランドスワンの規模はSRC・RC・S造地下1階地上6階建て延べ12万1283平方メートル。設計・施工は竹中工務店。監理はJRAファシリティーズが担当している。工期は12月10日まで。
 同社では、森林サイクル拡大に貢献する新しい木材利用の方法として、Tフォレストライトと、RC造耐震壁とほぼ同等の強度を持つ木質パネル補強工法「T-FoRest Wall」を「T-FoRestシリーズ」として、今後積極的に展開していく。

竹中工務店/木質耐震ブレースを開発・実用化/コンクリートと同等強度

《日刊建設工業新聞》

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