【ひろしまIT総合展】咀嚼による高齢者見守りシステム 画像 【ひろしまIT総合展】咀嚼による高齢者見守りシステム

イベント

 「ひろしまIT総合展」の公共&アカデミックゾーンには「産官学医連携」として広島市も出展している。広島市が広島市民病院、広島市立大学医療ロボット研究所と共同研究しているのは、咀嚼データを利用したウェアラブル端末による高齢者見守り支援システムだ。

 高齢者を見守る方法は、高齢者が身につけるワイヤレスイヤホン。集音機能も備えたこのイヤホンは、咀嚼など口の動きのデータを、外耳道の動きから感知する。また、同時に脈拍や表皮温も測定できるので、総合的な生活リズム・生体データも集積することができる。このデータはスマートフォンのアプリを通じて一旦クラウドに集められ、対象高齢者の位置情報、緊急通報、健康情報が家族や民生委員などに送られて、一人で暮らす高齢者の健康状態や生活状況をリモートで把握することができるというシステムである。

 この日展示されていたのはいくつかの試作品と、スマートフォンアプリ。咀嚼と脈拍がグラフ表示される内容だが、食事時の咀嚼の回数などが減れば、なんらかの問題が生じたと判断される。

 「官」である広島市のものづくり支援課が、「学」「医」に加え中国放送やNSウェスト、コア 中四国カンパニー、エフ・ウェイ、シャープなど5社の「民」をも巻き込んで主導するプロジェクトであるが、「広島では自動車産業をベースにしたものづくりが盛んだが、安定感がない。その点医療分野のものづくりであれば安定していて、なおかつ地域の市場活性にも貢献できる」と担当者は話す。

 現在はウェアラブルということを考慮して、身近なところで実証実験を繰り返しているとのことだが、一番の課題はその大きさ。「高齢者が眠るときでも気にならずに身につけていられるもの」としてどこまで小さくできるかという点を今後さらに研究していくとのことだ。

【ひろしまIT総合展】広島市、咀嚼による高齢者見守りシステムを展示

《築島 渉》

編集部おすすめの記事

特集

イベント アクセスランキング

  1. 社員に選ばれる企業への一歩「サテライトオフィス」、経費削減にも

    社員に選ばれる企業への一歩「サテライトオフィス」、経費削減にも

  2. 【ウェアラブルEXPO】歩けば充電する発電インソール、10秒ごとに位置情報を発信

    【ウェアラブルEXPO】歩けば充電する発電インソール、10秒ごとに位置情報を発信

  3. セミナー「次世代型英語教育へのチャレンジ」/小中高大の教職員、教育関係者向け

    セミナー「次世代型英語教育へのチャレンジ」/小中高大の教職員、教育関係者向け

  4. 【ギフト・ショー】セブ島の「竹」を使った電源不要のスマホ用スピーカー

  5. 【インバウンドビジネス総合展:1】青森の小さな村に訪日客を呼ぶために

  6. ~MEDTEC Japan 2017:1~ロボットから「見える手術室」まで

  7. 【新価値創造展2015】ものづくり大賞受賞の立ち座り補助椅子、自動ヒーターや音声サポートを搭載

  8. 【ウェアラブルEXPO】建設・物流現場、最新導入トレンド!

  9. 【新価値創造展:1】新技術が生んだデジタル陶器と終活ノート

  10. アグリフードEXPO、「輸出」「付加価値」アピール

アクセスランキングをもっと見る

page top