タトゥー入浴拒否は半数以上…訪日外国人との摩擦受け観光庁調査 画像 タトゥー入浴拒否は半数以上…訪日外国人との摩擦受け観光庁調査

インバウンド・地域活性

 観光庁が全国のホテルや旅館を対象に、「入れ墨がある方に対する入浴可否」についての実態調査を実施した。この調査によると、入れ墨のある人の入浴を断っている施設が半数を超えていることが明らかになった。

 外国人観光客が増加し、国内の温泉を訪れるケースも多くなっている。そんななかで議論を呼んでいるのが入れ墨(タトゥー)に関する問題だ。国内では伝統的に反社会的勢力の象徴というイメージが強く、公衆浴場では入れ墨が入った人の入浴を断る文化がある。一方、外国ではタトゥーはファッションの一部として浸透している部分もあり、本来の入浴拒否の目的と合致しない現状の仕組みがトラブルや摩擦の原因になっている。

 観光庁の調査はこうした問題を背景としたもの。全国約3800箇所のホテルや旅館へ調査票を送付し、約600施設からの回答をまとめている。これによると、入れ墨のある人の入浴を断っている施設は全体の約56%。特に断っていない施設は約31%で、残る13%は「シールなどで隠す」といった条件付きで入浴を許可している。

 入浴を拒否する理由としては、半数以上となる約59%が風紀や衛生面を考慮しての自主規制。次いで多かったのは業界や地元事業者での申し合わせによるもので約13%、警察や自治体の要請や指導によるものが約9%となっている。

 観光庁では今後の対応検討のため、さらに詳細な入浴拒否の条件などを調査していく方針で、当面は施設と利用者の摩擦軽減のため、双方に情報提供を行っていくという。

★毎週月曜発行★
編集部オススメ記事をピックアップ!
HANJO HANJO メールマガジン登録はこちら
《こばやしあきら》

編集部おすすめの記事

特集

インバウンド・地域活性 アクセスランキング

  1. 北海道と札幌市、新幹線札幌駅の「大東案」に難色か/札幌市長「一度消した話」

    北海道と札幌市、新幹線札幌駅の「大東案」に難色か/札幌市長「一度消した話」

  2. 沖縄徳洲会/湘南鎌倉総合医療センター建設/4棟延べ3.3万平米

    沖縄徳洲会/湘南鎌倉総合医療センター建設/4棟延べ3.3万平米

  3. 名古屋市の久屋大通公園Park-PFI/テレビ塔を中心にシンボリックな景観軸

    名古屋市の久屋大通公園Park-PFI/テレビ塔を中心にシンボリックな景観軸

  4. 小田急グループ、御殿場アウトレット内にホテルと温泉施設を建設

  5. 国のかたちを考える2018/JR東日本会長 清野智氏

  6. 相次ぐ新設バスターミナル。FIT化進展への対応は十分か?

  7. 昭和記念公園に隣接、立飛みどり地区プロジェクトが起工/多目的ホールやホテルも

  8. 白金高輪駅近くで、新たな再開発計画、街づくりに向けた動き活発化

  9. 世界貿易センタービルディングの解体、160メートルは国内最高層!

  10. 品川駅北周辺地区開発、国際競争力強化につながる複合市街地へ

アクセスランキングをもっと見る

page top