【地方創生】課題は人材不足、住みやすさで地元を活性化……金沢市 山野市長

インバウンド・地域活性

金沢市長 山野之義氏
  • 金沢市長 山野之義氏
  • 地震など大規模な災害が少ない
  • 大学・医大・高専など専門教育が充実
  • 図書館や蔵書数も多い。大学は図書館を市民にも開放
  • 暮らしやすい自治体(経済産業省資料)
  • 住みやすさのランキング
  • 子育て支援も
  • 金沢市長 山野之義氏
 20日、東京駅前「JPタワーホール&カンファレンス」で開催された「北陸企業10社キャリアセミナー」(主催:ビズリーチ、トーマツベンチャーサポート)にて、石川県金沢市長 山野之義氏が基調講演を行った。

 このセミナーは、金沢市など北陸方面への転職を希望する、または興味のある人を対象に現地企業10社を集めて行われたものだ。基調講演のあと、専門家によるキャリアセミナーや企業ごとのプレゼンテーション、企業ブースでは個別説明会などが行われた。

 山野市長は、基調講演で地元の魅力や良さについて、「金沢市を含む北陸地方は歴史的偶然と必然の賜物です。」とする。歴史的偶然は、過去400年もの間、地震や台風など大規模な災害の被害にあっていない点をいう。地形的な要因からか台風被害も少なく、年間有感地震回数も東京が35回に対して金沢市は2回となっているそうだ。歴史的には、加賀藩主前田家三代頭首、利常の茶道・書画骨董といった文化保護に加え、五代綱紀の「百工比照」(綱紀が集めた工芸・技術を比較分類した集大成)が、現在の北陸の文化・産業を形作る基礎となっている。

 このような工芸・文化・学問を重んじる伝統は、治安のよさ、大学や高専など教育機関の充実、図書館や市民ひとりあたりの蔵書数(大学図書館が市民に開放されている)、病院やドクター数といった各種の統計に表れているという。とくに30代単身者にとって住みやすい市区町村の全国1位(金沢市:経済産業省「地域の生活コスト見える化システム」)、東洋経済新聞社の「住みよさランキング」では、トップ20のうち半分を北陸3県が占めている。

 その上で、山野市長は次のように語り、基調講演を終えた。

「金沢には金沢大学を始め、医大、看護大、北陸先端大など優秀な大学も多いのですが、これまで人材を首都圏に輩出するばかりでした。全国でも有数の住みやすさに加え、家賃や補修費など住宅支援制度も充実させ、移住者・定住者の支援も行っています。北陸新幹線開通により、首都圏との距離も縮まりました。ノーベル賞も東大・京大だけがとれる時代でもなくなりました。今回のセミナーを通じて、優秀な人材を呼び戻したいと思っています。」



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