【建設へ】蘭・ゴッホ美術館エントランスホールが完成…新旧・黒川設計共生 画像 【建設へ】蘭・ゴッホ美術館エントランスホールが完成…新旧・黒川設計共生

海外進出

 黒川紀章建築都市設計事務所が設計を手掛けた「ヴァン・ゴッホ美術館」(オランダ・アムステルダム)新館のエントランスホール(増築部)が完成した。本館を含めた美術館広場の景観に配慮しつつ、新しいエントランスとして明確なアイデンティティーを表現。新館のオリジナルデザインを尊重・維持し、新たな魅力を加えた。緩やかに湾曲したガラスの屋根と壁によるダイナミックな空間を実現している。
 1998年に竣工した新館は、黒川紀章建築都市設計事務所が設計し、「Kurokawa Wing」と呼ばれている。RC一部S造地下1階地上2階建て延べ5000平方メートルの規模。開館時には年間100万人が来館し、その後数年で180万人に増加しているという。歩道にあふれた来館者をより安全で快適に導くため、メーンエントランスを新館に移設・増築することになった。
 増築部は、建築家・黒川紀章(1934~2007年)のデザインを生かしながら新たな時代の要請に応えるガラスのエントランスホール。規模はS一部RC造地下1階地上1階建て延べ150平方メートル。ガラス屋根は新館屋根を反転させた形で、ガラス壁は御影石の新館外壁と呼応している。互いの良さを引き立て合う「共生の建築」を形にした。
 美術館全体の回覧ルートも一新。創業者・黒川紀章の作品と寄り添い、新たな時代を切り開く「新旧黒川事務所デザインの最新作品」となっている。

建築へ/ゴッホ美術館エントランスホール(蘭アムステルダム)竣工/黒川事務所が設計

《日刊建設工業新聞》

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