日立機材、小型・高性能なパネル型制震用鋼板ダンパー発売 画像 日立機材、小型・高性能なパネル型制震用鋼板ダンパー発売

インバウンド・地域活性

 日立機材(東京都江東区、笠原伸泰社長)は14日、中低層建築物向けにパネル型の制震用鋼板ダンパーを発売した。壁や柱、梁の間に設置し、地震の揺れを吸収する。塑性変形部をX形状とすることで、部材を小型化すると同時に、変形能力とエネルギー吸収能力を高めたのが特徴。在来工法の座屈拘束ブレースと比べ、付帯の鉄骨費を含む設置コストを約15%低減できるという。新築に加え、改修工事にも積極的に採用を提案していく。
 新製品「Xtendam(イクステンダム)」は、鋼材の塑性変形により地震の振動エネルギーを吸収する制震部材。
 サイズを小さくしたことで、壁・間柱、シアリンク(V字ブレースの先端に取り付ける形状)、梁など、さまざまな箇所への設置を可能にした。適用範囲はS造、RC造、SRC造で、取り付けは高力ボルトで容易に行える。
 建物の性能に応じて必要な変形量・減衰力のダンパーが選択できるよう、塑性変形部の高さが150ミリ、200ミリ、250ミリのタイプを各4種類ずつ計12のバリエーションをそろえた。設計価格は150ミリタイプで7万5000円。
 オフィスビルを中心に、学校や病院、倉庫、工場などの地震対策として売り込んでいく。初年度の販売目標は1億円。16年度に5億円、17年度に10億円の販売を目指す。
 同社は、油圧式制震ダンパー「ハイビルダム」を超高層ビルを中心に販売中。年間10億~15億円の売上高を確保している。植野伸一取締役兼常務執行役員建材本部長は「当社は来年1月から新社名『センクシア』として再出発するが、デバイスセグメントの成長が新会社の飛躍の鍵を握る。ハイビルダムはこれまでに4500台の納入実績がある。今回のラインアップの追加により、幅広い需要に応えていきたい」としている。

日立機材/パネル型制震用鋼板ダンパー発売/小型で高性能

《日刊建設工業新聞》

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