店頭で米袋の産地情報等を確認……スマホでQRコード読み取り 画像 店頭で米袋の産地情報等を確認……スマホでQRコード読み取り

IT業務効率

 店頭で米袋ごとに産地や流通経路などの情報を追跡できる、新たなトレーサビリティー(生産.流通履歴を追跡する仕組み)を導入した米売り場の提案を、東京都内の業者が始めた。米袋に2次元コード(QRコード)を表示し、消費者がスマートフォン(多機能携帯電話=スマホ)で読み取る。12月からスーパーや百貨店などで展開したい考えだ。

 提案したのは、米の販売を手掛ける「UPFARM」(アップファーム、東京都港区)。愛知県阿久比町の産業用機器メーカー、デンソーウェーブなどとともに開発したQRコードを使う。専用のアプリで読み取ると、生産者や精米日、出荷日などの情報が表示される。

 米の生産者は誰でも、アップファームに無料で情報を登録でき、同社が生産者の希望価格で小売店に委託販売をする。同社は「米百選」と銘打った専用の棚を、1年間で200店舗のスーパーや百貨店などに設置を目指すという。

 岐阜県のJAひだは、岐阜.飛騨「コシヒカリ」の販売を検討。JA営農販売戦略室の平野吉彦さんは「QRコードで米の情報を消費者に伝える方法は新しく、面白い」と話す。新潟県魚沼市の魚沼米穀の井上大樹代表は「生産者は自分が栽培した米が、どのように消費者に届いたかを知ることができ、生産意欲の向上につながる」と期待する。

 アップファームの高橋隆造代表は「消費者は米が販売されるまでの過程が分かれば、安心して商品を購入できる」と話している。

棚の全て履歴を明示 スマホで読み取り 東京の業者が米売り場提案

《日本農業新聞「e農net」》

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