【農業ワールド】農家の6次産業化を支援する菓子メーカー 画像 【農業ワールド】農家の6次産業化を支援する菓子メーカー

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 農林水産省が昨今推進している「6次産業化」。6次産業化とは、これまで1次産業(農産物の生産)を行っていた農家が、2次産業(農産物の加工)や3次産業(農産物や加工品の販売)を行うことをいう。農林水産省としては、6次産業化を推進することにより、農業の活性化を図りたいとの考えだ。

 しかし、6次産業化で成功している農家はまだまだ少ないのが実情である。農家から上がる声として多いのは、「自社で加工設備を購入するだけの資金がない」「加工を外注するにしても、どこに外注したら良いか分からない」「外注先が見つかったとしても、小ロット生産では対応をしてくれない」というものである。

 こういった農家の悩みに応える企業が、現在幕張メッセで開催されている「農業ワールド」に出展している。それは「株式会社桃の館」だ。桃の館は菓子メーカーとして成長を続ける中で、OEM生産を行うようになった企業である。今では、農産物の加工や容器のパッケージデザインなど、全国の農家の6次産業化支援を行っている。具体的には、果物や野菜をゼリーやゴーフレットに製品化する支援を行っている。

 桃の館の一番の特長は、小ロット生産の対応を行えることである。他の加工業者であると、1トンや2トンといった大ロットでしか加工を受け付けてくれないところが多いが、桃の館では、10kgなどといった小ロット生産の対応を行っている。小規模な経営を行っている農家にとっては、小ロット生産の対応を行ってくれる外注先は非常に貴重である。

 また、その他の特長として、試作品の製作に必要な一連の工程全てに対応できる点が挙げられる。つまり、農産物を単に加工するだけではなく、パッケージのデザインを行うなど、試作品の制作に必要な全ての工程に対応できるということである。一社で一連の工程すべてを担当できるため試作品が完成するまでの期間が短く、引き合いから半年以内に商品化に至った事例もあるという。

 さらに、上記に加え、全国対応している点も特長である。全国を3地区に分けて専任者を置き、各農家にきめ細かい対応を行うことにより、全国対応が可能になったとのことである。今では、HPからの引き合いや農業ワールドに昨年出展した影響により、北海道から沖縄まで全国に取引先があるという。今後は、売り先を探すサポートをするなど、取引先の販路開拓支援にも力を入れていくという。

 なお、農業ワールドには「6次化産業化設備ゾーン」が設けられており、同企業以外にも、多数の6次産業化関連企業が出展している。6次産業化に悩む農家の方は、足を運んでみてはいかがだろうか。農業ワールドは、10月14(水)~16日(金) 10:00~18:00(16日のみ17:00終了)まで幕張メッセにて開催している。


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《松木和成/HANJO HANJO編集部》

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