清水建設、群馬県川場村で森林資源活用型事業に参画

インバウンド・地域活性

 清水建設は8日、森林資源を活用した事業を推進するため群馬県川場村が立ち上げた「ウッドビレジ川場」(外山京太郎代表取締役)に出資し、事業参画すると発表した。地域の森林資源を持続可能な形で活用しながら地場産業を創出するなどの地産地消型事業に取り組む。清水建設は自治体と連携して事業拡大を図るとともに、事業で創出される二酸化炭素(CO2)クレジットを優先的に獲得し、同社が推進するビルのカーボン・ニュートラル化に活用していく考えだ。
 同社は2012年2月に川場村、東京農業大学と包括連携協定を締結。森林資源などを持続可能な形で活用しながら地場産業の創出を図る「グリーンバリュープロジェクト」の実践に向け、事業モデルの検討・具体化に協力してきた。
 川場村は事業会社としてウッドビレジ川場を今年4月に設立した。民有林で発生する間伐材を活用した木材製品の加工・販売、加工後の端材を燃料とするバイオマス発電、発電の排熱を利用した農産物の温室栽培、間伐材で活性化した森林によるCO2吸収固定量の増加分のクレジット化など、森林資源を活用した「コンビナート事業」を推進していく。
 清水建設は、農山村の活性化と国土保全への貢献を目的にウッドビレジ川場への出資を決定。同社を含む5社が増資に応じ、ウッドビレジ川場の資本金は250万円から830万円に増額された。清水建設は21・1%の株式を取得した。
 ウッドビレジ川場は、9月に第1期事業となる製材施設の建設に着手し、来年4月にも運営を開始する計画だ。16年度には第2期事業として発電容量約45キロワットのバイオマス発電設備、約5000平方メートルの農業温室の整備を実施する予定。バイオマス発電、農業温室とも17年度中の運用開始を目指している。
 グリーンバリュープロジェクトをベースにした森林資源活用型のコンビナート事業は、川場村でスタートしたばかりの小規模事業だが、地方再生、農山村の活性化を目指す多くの自治体が興味を示しているという。

清水建設/群馬県川場村で森林資源活用型事業に参画

《日刊建設工業新聞》

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