九州一丸で輸出 JA宮崎経済連九経連が新会社 画像 九州一丸で輸出 JA宮崎経済連九経連が新会社

インバウンド・地域活性

 JA宮崎経済連と九州経済連合会(九経連)は8日、輸出会社「九州農水産物直販」を設立したと発表した。“オール九州”体制で農産物を香港の流通企業に輸出し、現地スーパーでの取扱高10億円を目指す。輸送費の削減に力を入れ、富裕層だけでなく中間層にも販路を広げる。

 同社は8月28日に設立。宮崎経済連や(株)麻生、JR九州や日本通運などが株主に名を連ねる。社長には宮崎経済連の羽田正治相談役が就いた。今後、九州他県のJAグループからの出資も募る意向だ。

 青果卸大手の福岡大同青果が集荷した農産物を香港の流通グループ・デイリーファーム社に輸出、同社傘下のスーパーで販売する。青果物輸送には福岡大同青果のCAコンテナを導入。低温・高二酸化炭素濃度・低酸素濃度状態で、鮮度を保持したまま船便で輸送する。航空便の10分の1までコストを削減できる。

 第1便は、九州産のキュウリやレタス、梨など200万~250万円相当で、10月後半にも香港へ輸出する。来年3月までに青果物の取扱高1億円を達成する計画。2016年度は4億円、17年度は7億円を目標に掲げる。九経連は「畜産物や加工品を加えればさらに大きな額になる。10億円を目指す」と意気込む。

 羽田社長は「経済界と農業界が一緒に取り組み、生産者の所得向上を後押しする」と強調。九経連の麻生泰会長は「若い世代に農業の魅力を感じてもらえるようにする」とした。 
日本農業新聞

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