【解決!社長の悩み相談センター】第19回:二人になれば業績も2倍? (2) 画像 【解決!社長の悩み相談センター】第19回:二人になれば業績も2倍? (2)

制度・ビジネスチャンス

今回の回答者:高橋昌也 税理士・AFP(フィナンシャルプランナー)

質問:
 数年前に起業しました。自分一人で仕事をしていましたが、ある程度軌道に乗ってきたこともあり、社員を雇うことを検討しています。どんなことを気にしておいた方が良いのでしょうか?

回答:
 前回に続き、社員を雇った時にどんな点を注意すれば良いのか? ということを確認していきます。今回は事務的なお話を確認していきます。

■税務的に必要な手続き
 個人事業者で、これまでに従業員を雇ったことがないようであれば、税務署に「給与の支払いを始めますよ~」という届け出をしなければなりません。この届出は、社員の雇用をしたら速やかに提出をする必要があります。

 また毎月の給料から源泉所得税を天引きする必要があります。源泉所得税については8月、9月の当コラムでも紹介しましたが、社員に支払う給与から税金を天引きして、税務署に納税する仕組みです。

 さらに、実務的にはこの源泉所得税をどういう頻度で納税するのか?ということも検討する必要があります。本来は源泉所得税というのは毎月ごとに納税する必要があるのですが、社員の人数が少ない内は半年に一度の納税で済ませることができる特例も存在します。

 半年に一度を選択すれば事務的な手間を減らせます…が、日常的な資金繰りを考える上では少し難しくなることになります。半年分の税金を一度に支払うわけですから、金額はどうしても大きくなってしまいます。この辺りについては事業主の好みが問われますので、しっかりと検討をして決めて頂きたいです。

■社会保険関係
 社会保険は、大きく2つのグループに分かれます。労働保険グループと(狭義の)社会保険グループです。

 労働保険には労災保険と雇用保険の2つが含まれています。パートやアルバイトを問わず、社員さんを一人でも雇った場合には加入する義務のある制度です(勤務時間が短い場合などには例外もあります)。雇用主(社長)と被雇用者(社員)が大体半分ずつくらい負担します(実際には社長さんの方が少し負担は多め)。
《高橋昌也》

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