佐藤工業、新社長就任…社員と職人の技術力融合で成果めざす 画像 佐藤工業、新社長就任…社員と職人の技術力融合で成果めざす

マネジメント

 佐藤工業の社長に9月29日付で就任した宮本雅文氏と、前社長で取締役相談役に就いた山田秀之氏が同日、富山市の同社北陸支店で記者会見し、宮本氏は「当社の基盤である土木、建築を見直し、きちんとした仕事を精いっぱいやる。信頼と技術力を高め、若い社員や協力会社と一緒に『新しい佐藤工業』を作っていきたい」と抱負を語った。
 山田氏は約6年の在任期間を振り返った上で、「業界全体の環境が良くなっており、ほっとした状況で引き渡すことができる」と社長交代の理由を説明。後任に選んだ宮本氏について、「バランスが良く、会社をまとめる手腕は私以上のものを持っている。社長の器がある」と評した。今後は「新社長のやり方でやってもらう。その環境を整えるのが(相談役としての)私の役割だ」と述べた。
 宮本氏は、事業環境について「受注環境は好転している」との認識を示し、「安全や品質、工程などで間違いのない施工体制を敷けるかどうか、しっかりと先を見据えて受注していきたい」と述べた。さらに「手掛けた仕事を通じて発注者や地域の信頼を獲得し、優位性を高めていく。底力を発揮し、選ばれる、生き残れる企業になる。今後3年ほどが勝負だ」と強調した。
 同社は▽国内▽海外▽多角化-の3事業のベストミックスを経営路線に掲げており、宮本氏はこの方針を踏襲する考えを表明。「物件や施工体制、地域などさまざまな面でベストな組み合わせを考える。社員と職人の技術力を合わせ、顧客満足という結果を出す」と述べた。
 「スピード」「チャレンジ」「セーフティー」の三つを経営のキーワードに掲げる方針も示し、「みんなで新しい佐藤工業を作り上げたい」と語った。
 宮本氏は、トンネル現場に長年従事してきた経験から、「リニア中央新幹線はトンネル区間が多い。『トンネルの佐藤』として果敢に挑戦したい」とも明言。「『現場主義』を貫き、フットワークよく動いていきたい」と意気込みを見せた。
 (みやもと・まさふみ)74年大阪工業大工学部土木工学科卒、佐藤工業入社。12年取締役兼専務執行役員総合企画・安全・営業・技術研究所担当、13年代表取締役専務執行役員安全環境室長兼多角化事業・関連会社・技術研究所担当、14年代表取締役専務執行役員安全環境室長兼技術研究所担当。和歌山県出身、63歳。

佐藤工業・宮本雅文新社長が就任会見/信頼力高め底力発揮/社員と職人の技術力融合

《日刊建設工業新聞》

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