水害を越えデビュー、宮城県の新品種米「ささ結」…酢飯に合う食味 画像 水害を越えデビュー、宮城県の新品種米「ささ結」…酢飯に合う食味

インバウンド・地域活性

 関東・東北豪雨で甚大な被害を受けた宮城県大崎市で作付けが始まった米「ささ結(むすび)」がデビューする。水田など2600ヘクタールが冠水、浸水した中で、同品種の30ヘクタールは、辛うじて被害を免れた。30日に同市で開いた発表会では、農家やJAが、災害に負けない"希望の米"として期待を託した。11日から販売する。
 「ささ結」は同市内で栽培した「東北194号」の愛称。「ササニシキ」を母に持つ。粘り気が少なく、すしの酢飯などに向く。「ササニシキ」の課題だった寒さや倒伏も克服、2015年産から農家30人が約30ヘクタールで作付けを始めた。

 当初は同市やJA古川、JAいわでやま、JAみどりのなどでつくる協議会が11日に発表会を予定していたが、関東・東北豪雨の影響で中止に追い込まれた。それでも「こんな厳しい時だからこそ、希望の米として発信したい」(市産業経済部農林振興課)と発表会を開いた。

 会場で、試食用に「ささ結」を提供した稲作農家の加藤憲治さん(66)は「被害を受けた仲間は多い。ささ結が高い評価を受け、再起するばねになってほしい」と願う。大崎寿司(すし)業組合の組合長、千葉君夫さん(66)は「ささ結」を使ったすしを振る舞った。「酢飯に良く合う。災害で農家が大変な時だからこそ地元の米を積極的に使いたい」と話した。

 協議会副代表のJA古川の佐々木稔組合長は「ササニシキの食味を継ぐ新たなブランド米として全国にPRしたい」と意気込んだ。

「ささ結」希望の米に 水害復興願い新品種デビュー「酢飯に合う」  宮城県大崎市

《日本農業新聞「e農net」》

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