羽田空港跡地第1ゾーン開発、16年2月の都計審に付議 画像 羽田空港跡地第1ゾーン開発、16年2月の都計審に付議

インバウンド・地域活性

 東京・大田区の主導による開発が計画されている羽田空港跡地第1ゾーンの都市計画素案が、23日に開かれた東京圏国家戦略特別区域会議の東京都都市再生分科会で了承された。新産業創造などを目指し、産業交流施設などの新たな施設群を民間事業者との連携で整備する計画。今後、都市計画素案や案の公告・縦覧を経て、16年2月の東京都都市計画審議会に付議される予定だ。
 第1ゾーンは、羽田空港の沖合展開や再拡張などによって生まれた3カ所の空港跡地(大田区羽田空港1、2丁目)のうち、環状8号線の南側と海老取川、多摩川などに囲まれた区域(約20ヘクタール)。
 北側(約4・8ヘクタール)、東側(約2・8ヘクタール)、南側(約6・0ヘクタール)、西側(約1・3ヘクタール)の4エリアに分けて開発し、▽先端産業分野の企業誘致▽文化・アート産業の創出▽おもてなしエントランスの形成▽多目的広場を活用した憩いとにぎわいの創出-などの重点プロジェクトを展開する。
 このうち北側エリアでは、交通結節点としての機能や、各重点プロジェクトを展開するための施設を集中的に配置。京浜急行空港線・東京モノレール天空橋駅の駅前広場やバス停、タクシープールなどからなる交通広場(約0・7ヘクタール)、おもてなしエントランス、産業交流施設などを整備する。
 おもてなしエントランスは、日本の玄関口である羽田空港隣接地の強みを生かし、日本全国の物産や食材、製品を販売する常設店舗や飲食店舗、定期マルシェの開催スペースなどを設置。産業交流施設は中小企業向けの研究開発施設や大手企業などの研究開発拠点、起業・ベンチャー用オフィスなどを設ける。このほか、各機能の補完施設として多目的ホールや会議室の整備を計画している。
 南側エリアでは、多目的広場(約2・0ヘクタール)を整備するなど憩いとにぎわいの場を創出。西側エリアには空港関連のライフライン管理施設や消防施設など、東側エリアには駐車場などの付帯施設を配置する予定だ。
 今後は、15年度内の都市計画決定を経て、16年度の事業認可を予定。交通広場や多目的広場などの基盤施設は、15年度に基本設計、16年度に実施設計を行い、17年度から順次着工。建物整備については、15年度中に事業者の公募方針や事業手法などを検討し、16年度に事業者を公募。17年度から設計や建設工事を進め、20年度内の街づくりの概成を目指す。

東京・大田区/羽田空港跡地第1ゾーン開発/16年2月の都計審に付議

《日刊建設工業新聞》

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