BIMライブラリー構築に向けたコンソーシアムが10月に発足 画像 BIMライブラリー構築に向けたコンソーシアムが10月に発足

マネジメント

 BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の効率化に向けて、建築材料や設備機器の2次元・3次元形状や性能、耐久性などを集約する「BIMライブラリー」の構築に向けた動きが本格化してきた。設計者や施工者、メーカーなどで構成するコンソーシアムが10月30日に発足する。ライブラリーは誰もが容易に利用できる共通の情報インフラとして、17年秋の運用開始を目指す。
 コンソーシアムのスケジュールなどを、29日に建築保全センターが東京都内で開いた参加希望者向けの説明会で明らかにした。説明会には120社から170人が参加し、各社の関心の高さをうかがわせた。
 ライブラリーには、3次元モデル作成時に不可欠な建築材料や設備の各種情報を取り込む。具体的には製品の3次元モデルや外観データ、写真などの「形状情報」と、性能や価格、耐久性などの「属性情報」が入る。
 このうち、電気設備や機械設備については設計製造情報化評議会(C-CADEC)の「Stem」を活用。コンソーシアムでは建築、エレベーター、外構、仮設などの材料や製品の情報標準化に取り組む。製品データなどは各メーカーが入力・更新し、最新のデータが反映されるようにする。ライブラリーの実際の構築や運用は、今後選定する運用会社が担う。
 現在はBIM利用者がライブラリーを個別に作成しなければならないが、共通のライブラリーを構築することで、業務の効率化やコスト削減が可能になり、BIM普及の推進力になるとみられる。
 コンソーシアムは設計者、施工者、建物所有者、材料・製品・機器の製造者、ソフトウエアのベンダーなどで構成し、国や地方自治体が参加する場合はオブザーバーとする。活動期間は5年間。
 BIMの活用は世界的な流れで、英国ではすべての政府プロジェクトで11年からBIMを義務付け、シンガポールでは12年から、民間を含め延べ2万平方メートル以上のプロジェクトでBIMによるモデリングを義務付けた。
 国際建設情報協会(ICIS)の調査報告書によると、BIMライブラリーが既にあるのは、英国、オーストラリア、ノルウェーなど。韓国など多数の国が統一的なライブラリーの構築に向けて動きだしているという。

BIMライブラリー構築へ、コンソーシアム10月発足/17年秋に運用開始

《日刊建設工業新聞》

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