SOL『スーパーソルガム』栽培に北陸電力・石炭灰無機肥料導入 画像 SOL『スーパーソルガム』栽培に北陸電力・石炭灰無機肥料導入

インバウンド・地域活性

インドネシア科学院および北陸電力と共同研究に関する覚書締結
SOLホールディングスは、9月24日、『スーパーソルガム』栽培用の無機肥料に関して、インドネシア科学院(LIPI)および北陸電力と共同研究を行うという覚書(MOU)を9月18日付けで締結したと発表した。

今回の共同研究では、酸性土壌の広がるインドネシアにおいて、北陸電力が開発した石炭灰無機肥料を活用し、生産性の低い農地の土質改良や、未利用だった土地を農地化することを目指している。

実証試験は、PT ププク インドネシアが保有する西カリマンタン州のほ場にて行われる。

『スーパーソルガム』とは
ソルガムは、アフリカ北東部が原産のイネ化の植物で、干ばつにも多雨にも強く、世界各地で栽培されている。

実を粉末状にして食用にすることができ、茎からは甘い糖液を採取できる他、茎や葉は家畜の飼料として利用できる。このため、各地域で目的に特化したさまざま品種が栽培されている。

特に、茎から得られる糖度の高い絞り汁は、食用ショ糖やバイオエタノールの原料としてだけでなく、バイオプラスチックや高機能繊維の原料としても注目されている。

同社とLIPIが共同で研究調査している『スーパーソルガム』は、その成長速度と収穫量が桁違いに多く生産性が高いことから、その名が付けられ、産業化が期待されている。

酸性土壌を改良し、広大な熱帯泥炭地を農地化へ
しかし、インドネシアなど低緯度地方の土壌は、水素イオン濃度指数(pH、ペーハー)が酸性に偏る傾向にあるため、農地としては生産性が低く、未利用地も広く残っている。

そのなかでも、西カリマンタン州の広大な熱帯泥炭地を農林業地化することは、LIPIが挑む大きなテーマの一つだ。

また、酸性度の高いインドネシアの土壌において、中性からアルカリ性の土壌を好む『スーパーソルガム』を栽培するためには、石灰や苦土石灰(ドロマイト)などによる土壌改良が必要で、そのコストが実用化へのあしかせとなっている。

効果実証済みの石炭灰無機肥料 安全性などを追加検証
一方で、北陸電力は、火力発電所から排出される“石炭灰”を有効するための取り組みを数多く行っており、日本国内において、土壌改良材や下水・汚水の処理材としての利用実績がある。

また、既に、インドネシアにおいて、同社が提供する石炭灰無機肥料を用いた酸性土壌におけるバイオ燃料原料作物のポット栽培の実証試験が行われており、他の土壌改質剤よりも良好な結果が得られていることを、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術開発機構(NEDO)へ報告している。

同社の提供する石炭灰無機肥料は、土壌pHを酸性からアルカリ性へ改質する成分の他に、植物の成長に必要な微量元素も含むことから、今回の共同研究では、これらがソルガムの生育へ与える影響や安全性なども調査分析する予定だ。

(画像はプレスリリースより)

SOL『スーパーソルガム』栽培に石炭灰無機肥料を導入

《インドネシアニュース》

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