バター不足解消なるか、農相「追加輸入せず」

インバウンド・地域活性

 林芳正農相は25日の閣議後会見で、不足が心配されているバターについて、「追加輸入は実施しない」との考えを表明した。国内の生乳生産量の増加傾向や乳業メーカーがバターの供給量を増やす計画を踏まえると、供給が需要を上回り、年末の需要期にも不足は回避できると見込んだ。

 バターは2015年度も不足が見込まれたことから、農水省は1月にカレントアクセス(現行輸入機会)で2800トンの輸入を決め、さらに5月、不足を補うため1万トンの追加輸入を決めた。年末の需要期までに実需者へ売り渡される。

 需要期に向け、需給を踏まえてさらに追加が必要かどうか9月に判断するとしていた。Jミルクが25日に公表した15年度のバターの生産量見通しは6万5900トンと、前年度比7%増。生産現場による生乳増産の取り組みの成果が出たためで、需給は安定する見通しだ。同省はバターの年度末在庫量は2万1400トンと、過去3年間で最多になると見込む。

 これに林農相は「15年度末までの需給状況を見て、供給が需要を上回る」との見方を示し、9月の追加輸入は不要とした。併せて同省はバターの供給が安定していることを小売店や洋菓子店などに説明し、品薄感を拭い去るよう努力する方針を打ち出した。 

バター追加輸入せず 供給が需要上回る 農相 

《日本農業新聞「e農net」》

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