日建設計、豪大手事務所に資本参加…アジア圏の商業施設事業強化 画像 日建設計、豪大手事務所に資本参加…アジア圏の商業施設事業強化

インバウンド・地域活性

 日建設計は24日、オーストラリアの大手建築設計事務所・バカン(Buchan、デビット・マーチン最高経営責任者〈CEO〉)と提携したと発表した。17日付でバカンの株式の38・25%を取得し資本参加。日建設計から部長級3人をバカンの取締役(常勤1人、非常勤2人)として近く派遣する。商業施設を得意とし、オーストラリアのほか欧米にも強いバカンと組むことで補完効果が期待できるとしている。
 10月9日にマーチンCEOが来日し、東京都千代田区の日建設計本社で亀井忠夫社長と記者会見する。
 バカンは1890年に創業。現在はメルボルンに本社、上海とロンドンに事業拠点を置き、社員数は152人。建築設計、内装設計、グラフィックデザインの事業を展開している。英ワールドアーキテクチャー誌によると、オーストラリアの設計業界で売上高3位。特に商業施設の設計では世界的に評価が高く、娯楽施設、ホテル、住宅、複合開発でも多くの実績を持つ。日本では東京・台場の複合商業施設「ダイバーシティ東京」のデザイン監修などを手掛けている。
 日建設計は海外事業の強化、商業施設事業の拡充が課題で、同じく東南アジア地域などでの事業パートナーを探していたバカンと今年3月から交渉を進めていた。
 日建設計は今回の提携を通じ、経済発展が著しい東南アジア諸国連合(ASEAN)、インド、中東、旧ソ連構成国で結成された独立国家共同体(CIS)地域で計画が増大傾向にある商業、ホテル、住宅などを中核とした複合開発プロジェクトの共同受託を目指す。
 両社は日建設計による取締役派遣のほか、人材交流も検討。互いの得意領域を生かした付加価値の高い都市づくりを展開する。

日建設計/豪大手事務所に資本参加/株4割取得、アジア・商業施設事業強化

《日刊建設工業新聞》

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