鳥獣害の状況をマップ化するソフト…対策に活用 画像 鳥獣害の状況をマップ化するソフト…対策に活用

インバウンド・地域活性

 愛媛県で鳥獣害の状況をマップ化するコンピューターソフトの活用が広がってきた。県農林水産研究所が(株)環境シミュレーション研究所(埼玉県川越市)と共同開発したソフトで、被害・捕獲現場の写真データや位置情報、日時、獣種・捕獲方法、被害品目などを登録する。その情報をフルに生かして、鳥獣害をさまざまな観点から検証できる。


 開発したソフトは「アニマル・ピクマ」。昨年から県や市町の鳥獣害担当者に配布し、実証を進めている。

 被害現場やおり、わなにかかった鳥獣などを撮影し、画像をソフトに取り込む。画像に衛星利用測位システム(GPS)の位置情報がついている場合は取り込み、位置情報がなければ、地図上で場所を選んだり、住所を選択したりして登録する。

 登録した情報は、地図上の地点で見る他、獣種や被害品目で抜き出すことができる。カレンダー式に時系列で並べることもできる。2014年度は、県内各市町で1690件のデータ登録があった。

 同研究所の菊池隆展主任研究員は「地図に手書きする従来のやり方に比べると、より多くの情報を盛り込める。被害をいろいろな切り口、広い視点で把握できる。目撃情報の登録も意味はある」と強調する。

 被害の傾向をつかみ、集落での対策会議や被害予測などに役立ててもらうため、県の事業として14年度から3年間、実証している。県や市町の担当者の他、地元の北条猟友会の複数地区で導入、活用が広がっている。

[鳥獣害と闘う]状況マップ化 傾向つかんで  愛媛県などソフト開発

《日本農業新聞「e農net」》

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