国交省、トンネルや橋梁老朽化対策などストック効果重視方針 画像 国交省、トンネルや橋梁老朽化対策などストック効果重視方針

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 7月31日付で就任した国土交通省の森昌文道路局長は24日、日刊建設工業新聞など専門紙各社と会見し、16年度予算では既設道路ネットワークのストック効果を最大化する取り組みに力を入れる方針を示した。予算や人材が不足している市町村の道路施設の老朽化対策などを念頭に、現場の生産効率を高める設計内容の標準化や、工事発注・施工時期の平準化、新技術の活用、事業促進PPPの普及などの必要性も強調した。
 森局長は、今後の道路政策の最重要課題を「老朽化対策や未連結区間の解消など全体の道路ネットワーク効果を最大限高めること」と指摘。そのため「現場レベルの課題を本省でしっかりと吸い上げ、改善につなげていきたい」と述べた。
 老朽化対策では、維持修繕や更新などの体制がぜい弱な市町村が管理するトンネル・橋梁や、事故が起きると特に被害が大きくなる道路・鉄道上の橋梁の老朽化対策を優先的に支援する方針を表明。具体策として、設計内容の標準化や工事発注の平準化など生産効率を高める取り組みを普及させる制度整備を挙げた。
 事業期間の短縮を目的に設計など事業の川上段階から官民が連携する事業促進PPPの有効性も指摘。東日本大震災の復興道路整備で初めて採用されたこの手法を全国に展開するため、事業に参画する民間企業のメリットを高める制度改善に取り組む意向を示した。
 このほか、成長戦略の一環として高速道路沿いでの物流施設の立地を加速するため、高速道路の開通見通しに関する情報提供を従来よりきめ細かく行い、民間物流事業者の投資計画作りに役立ててもらう考えを示した。

国交省・森昌文道路局長が会見/ストック効果重視の施策展開/橋梁老朽化対策を優先支援

《日刊建設工業新聞》

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