ブリヂストン、免震ゴム事業を成長分野に位置づけ…免震館も新設 画像 ブリヂストン、免震ゴム事業を成長分野に位置づけ…免震館も新設

インバウンド・地域活性

 ブリヂストンは、免震ゴム事業を成長分野に位置付け、需要の創出や新用途の開発に力を注ぐ。横浜市戸塚区の横浜工場構内に「免震館」を新設し、実物大の免震ゴムを展示。免震効果を実感できる「免震体験車」も活用して免震ゴムの認知度向上や普及活動に役立てる。建築物の高層化に対応した製品の大型化を進めるため、横浜工場内に超大型免震ゴムの試験機も導入した。超高層から低層まで製品のラインアップを充実させ、市場優位性をさらに高める。
 免震建物は1995年の阪神大震災を機に増加し、2011年の東日本大震災で免震建物は大きな効果を発揮した。これを受け、都市部のオフィスビルでは免震化のニーズが高まっている。そこで同社は、免震ゴム事業の成長戦略を策定。「国内市場でのシェア確保」「免震需要の創造」「新市場の開拓」の3点を柱に事業を推進していく方針だ。
 免震ゴムの効果・メリットをアピールするため、免震館や免震体験車を積極的に活用していく。免震館は、ゼネコンや設計事務所など建設業者向けの施設として7月にオープンした。免震ゴムの歴史や技術、製造工程を紹介するだけでなく、免震体験などもできる。
 免震体験車は、地震体験ができる起震車に免震の効果体験を加えた移動車。免震を検討中のエンドユーザーやマンションのモデルルーム、学校の防災訓練など幅広いニーズに対応し、要望があれば全国どこにでも出張する。活動を開始した14年1月から15年7月までの約1年半で、2万1000人が乗車し、免震ゴムの効果を体験した。
 超高層ビルなど建築物の大型化に伴い、1月には超大型免震ゴムの販売を開始した。これに合わせて、超大型免震ゴムの試験機も横浜工場内に導入した。鉛直荷重は50メガニュートン(従来機32メガニュートン)、水平変位が1・5メートル(1メートル)、試験体サイズが最大直径1800ミリ(1600ミリ)。より大きな揺れを想定した試験が行うことができ、品質をさらに高めることが可能になる。免震専用試験機では国内最大という。
 製品ラインアップも充実。3~5階建ての低層建築向けの免震ゴムを開発し、今月販売を開始した。これにより、超高層から高層、中層、低層までの製品がそろった。

ブリヂストン/免震ゴム事業を成長分野に/需要創出や新用途開発に注力

《日刊建設工業新聞》

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