登録基幹技能者の処遇改善に助成…賃金引き上げ後押し 画像 登録基幹技能者の処遇改善に助成…賃金引き上げ後押し

マネジメント

 厚生労働省は、建設労働者確保育成助成金のメニューを拡充し、「登録基幹技能者」を対象に賃金などの処遇改善を行った企業に助成する。将来の担い手を確保・育成するのが狙い。女性の活躍を推進するため、女性専用トイレなどの経費助成も新設する。16年度予算の概算要求に盛り込んだ。
 建設労働者確保育成助成金は、建設労働者の雇用の改善、技能の向上を目指す中小の建設業者や建設業団体の取り組みなどを支援する制度。同省は概算要求で前年度予算比2億円増の53・4億円を要求した。
 拡充するのは▽登録基幹技能者▽指導者育成訓練コース▽女性専用作業員施設(トレイや更衣室)▽女性労働者の技能習得-の4項目。
 このうち、若者が将来目指したいと希望する技能者像を明確化するため、技能労働者のキャリアパスの最上位に位置付けられている登録基幹技能者の処遇向上を後押しする。
 現在は登録基幹技能者の資格で賃金を引き上げているケースは少ないとされる。処遇改善を企業が行った場合、対象者1人当たり30万円(年間10万円を3年間)の助成金を定額で支給する。
 指導者育成訓練コースは、若年労働者の指導者に分かりやすい指導技能を習得してもらうため、ベテラン技能者などを対象とした指導者訓練を行う場合に助成する。経費の9割(委託の場合は8割)、1人当たり20万円を上限に支給する。1日当たり8000円、20日分を上限に賃金も助成する。
 女性の活躍促進としては、女性専用のトイレや更衣室、シャワー室などをリースによって整備した場合、経費の3分の2を助成する。対象は中小企業の元請業者とした。
 さらに、女性労働者の技能習得に向けた経費助成の対象を現在の中小企業から大企業や中堅企業に拡大。経費助成率は中小企業の場合8割だが、大企業・中堅企業の場合は2分の1とする。

厚労省/登録基幹技能者の賃金引き上げ後押し/建設労働者助成金のメニュー拡充

《日刊建設工業新聞》

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