VWの不正問題、日系部品メーカーのドイツ拠点戦略にも影? 画像 VWの不正問題、日系部品メーカーのドイツ拠点戦略にも影?

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 独フォルクスワーゲン(VW)によるディーゼルエンジン車の排ガス不正問題は、国内外の自動車部品メーカーにも影響を与えそうだ。ディーゼル関連部品を手がけるメーカーは、ディーゼル車に対する不信感が広がることを懸念。また、ディーゼル関連以外でVWと取引があるメーカーの間では、今回の問題でブランドに傷がついたVWグループの完成車販売台数が中長期的に落ち込むことを心配する声が少しずつ広がっている。

 電子制御燃料噴射システム(コモンレール)など、ディーゼル関連部品を手がける独ロバート・ボッシュ。同社の日本法人であるボッシュ(東京都渋谷区)の広報担当者は「個別の顧客に関することはコメントできない」と話す。

 部品メーカー各社はは、15年上半期(1―6月期)にトヨタ自動車を抜いて世界販売で首位に立ったVWで起きた問題の行方を注意深く見守っている。「何も言える立場にない」(日系部品メーカー)など現時点では固く口を閉ざすメーカーが多い中、あるタイヤメーカーの役員は「ポルシェ、アウディといった傘下の高級ブランド向けに高性能タイヤを納入しており、影響の拡大を懸念している」と心配そうな表情を浮かべる。

 「車全体を交換する事態になれば増産が必要だが、おそらくそうはならない」(駆動系部品メーカー)。排ガス処理に関わる材料や部品の企業以外への影響は限定的との見方だ。ただ「今後、VWの系列の部品メーカーは減産をよぎなくされる可能性も」とブランド力低下による中長期の問題を指摘している。

 日系の中堅部品メーカーの間では、VWをはじめとした欧州完成車メーカーからの受注拡大を目指し、欧州市場の中心であるドイツに開発や営業の拠点を新設する動きが加速している。最大手であるVWの販売が中長期的に低迷することになれば、こうしたメーカーの拠点戦略も少なからず再考の余地が出てきそうだ。

VWの不正問題。部品メーカーはドイツの拠点戦略再考も

《ニュースイッチ by 日刊工業新聞》

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