岳南電車ら、静岡県富士市でスマートシティ構築の実現可能性調査 画像 岳南電車ら、静岡県富士市でスマートシティ構築の実現可能性調査

インバウンド・地域活性

 ◇発電設備新設し鉄道沿線施設に給電/発電排熱を製紙工場に供給
 岳南電車(静岡県富士市)と静岡県富士市、NEC(東京都港区)、ヒラテ技研(愛知県犬山市)の4者は、ローカル鉄道と連携したスマートシティー構築の実現可能性調査(FS)を実施する。同市に集積する製紙工場では紙の乾燥のため熱需要が多い点に着目。発電機を設置し、発電の際に発生する熱は工場で利用し、電気を近隣に配電。そのための電力自営線は鉄道用施設を利用することでコストを抑える。構想実現へ28日に第1回検討会を開催する。
 4者が共同提案(主申請者は岳南電車)した調査が、新エネルギー導入促進協議会から地産地消型再生可能エネルギー面的利用等推進事業(事業化可能性調査)の採択を受けた。富士市内には製紙工場が集積し、紙の乾燥時は低温の熱が必要。一方、発電事業では排熱の有効利用が課題となっている。
 このため、発電設備の発生熱は製造工場で利用し、電気を近隣に配電するための電力自営線を整備することについて事業化の可能性調査を行う。また、電力自営線は鉄道用施設の電柱を利用することで設置コストを削減する。製造工場であれば年間を通じて熱利用が可能なため、エネルギーの有効活用につながる。
 検討委員会には、市とスマートシティー協力協定を締結している横浜市が検討支援、東工大AES(ソリューション研究機構先進エネルギー国際研究センター)が技術支援の立場で参画。オブサーバーとして関東経済産業局、中部運輸局、東京電力、静岡ガス、静岡県が加わる。初会合では、今後の調査の進め方、スケジュールなどを確認。検討会は3回開催し、16年2月をめどに成果を取りまとめる考えだ。

岳南電車ら4者/静岡県富士市でスマートシティ構築FS実施/9月28日検討会発足

《日刊建設工業新聞》

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