日本産の紅茶、英国で評価…コンテスト入賞相次ぐ 画像 日本産の紅茶、英国で評価…コンテスト入賞相次ぐ

海外進出

 英国での国際的な食品コンテスト「グレイト・テイスト・アワード」で、日本産紅茶が今年も続々と入賞した。鹿児島や静岡で作った紅茶で、品種も日本で紅茶用に育成した「べにふうき」など。日本産品種の力、茶の栽培技術と製茶技術の高さが世界的に評価されている。
 グレイト・テイスト・アワードは、紅茶の本場、英国の高級食品組合「ファインフードギルド」の主催で毎年開かれる。権威ある賞で、紅茶やコーヒー、オリーブ油などを評価する。

 最高位は三つ星だが、今年は二つ星と一つ星に日本産紅茶が名を連ねた。単一農園のリーフ紅茶部門では、瀬戸茶生産組合(鹿児島県枕崎市)の「姫ふうき」と静岡紅茶(静岡市)の「紅富貴」が二つ星を受賞。一つ星にも薩摩英国館(鹿児島県南九州市)の「夢ふうき」などが入った。

 「姫ふうき」は「味、香りともハイレベル」と高い評価を受けた。同組合は、日本が紅茶を輸出していた時代に紅茶生産を学んだ経験のある茅野薫さん(74)らが「かつての紅茶生産地だった枕崎で紅茶を復活させよう」と発足させた。

 薩摩英国館の「夢ふうき」は2007年、09年、10年、11年と4回受賞し、12年には三つ星も取得している。

 静岡紅茶は、静岡市内の茶生産者と契約栽培し、紅茶向けに栽培した生葉を仕入れ、製茶から販売までを手掛ける。「紅富貴」は、「素晴らしい蜂蜜のような香り」と高い評価を受けた。

 この他、緑茶品種「やぶきた」を使った紅茶「やぶきた」など3点も一つ星を取得した。

 静岡紅茶の中村昭子ヴァンアイク社長は「日本には緑茶だけでなく、紅茶でも品種開発や製茶の高い技術がある。だから世界に負けない紅茶ができる」と潜在能力の高さを指摘する。

日本産紅茶英国で評価 コンテスト入賞相次ぐ 鹿児島「姫ふうき」、静岡「紅富貴」

《日本農業新聞「e農net」》

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