煎茶に日本酒たらすと……鮮やかな桃色に! 画像 煎茶に日本酒たらすと……鮮やかな桃色に!

インバウンド・地域活性

 
 埼玉県日高市の茶農家、吉野道隆さん(40)は今月中にも、日本酒で割るとピンク色に変わる煎茶「紫貴婦人(むらさききふじん)」を発売する。お酒を飲めない人もユズなどかんきつ類の果汁を加えれば、ピンク色のフレーバーティーとして味わえる。吉野さんは「見た目がおしゃれな新しい茶の楽しみ方になる」と提案する。

 新芽が黒紫色をした在来種の茶で、20年ほど前に県の試験場から入手した。ただ、煎茶にすると、水色がきれいな黄緑や緑色にならないため、販売方法を模索していた。ヒントになったのは2、3年前、茶に日本酒をこぼし、たちまちピンク色に変わったことだという。

 この茶は通常よりも色素成分アントシアニンが多く、これが日本酒の酸性に反応した。以来、色の変わる茶として製茶方法などを試行錯誤し、商品化にこぎつけた。「紫貴婦人」は30グラム入り1620円で販売する。

 農研機構・野菜茶業研究所の根角厚司上席研究員は「緑色の茶が主力の中、珍しい水色の茶を打ち出すのも、消費の裾野を広げるためには必要だ」と評価する。

日本酒一滴鮮やか桃色 埼玉の農家煎茶発売へ

《日本農業新聞「e農net」》

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