日本コムシスがBEMS事業に参入 画像 日本コムシスがBEMS事業に参入

マネジメント

 日本コムシスは、ビルの照明や空調などの設備を制御・管理して省エネとコスト削減を行うビルディング・エネルギー・マネジメント・システム(BEMS)事業に参入した。7月27日付でビル制御システム会社のネットワーク・コーポレーション(NWC、横浜市都筑区、馬越伸太郎社長)と資本・業務提携。日本コムシスの営業網と通信ネットワーク工事の実績、NWCのBEMSに関するノウハウを融合させ、市場を開拓していく。
 BEMS事業のターゲットにするのは延べ床面積2000平方メートル未満の中小規模ビル。老朽化更新の際に、照明や空調、衛生、セキュリティーといった設備を一元的に制御・管理できるシステムの導入を提案する。
 例えば、これまで有線だった照明システムを無線に変更し、照度・人感センサーなどを新たに設置してそれらを連動することで、必要な照明を必要な部分にだけ当てられるシステムを構築する。照明や空調などを制御するシステムを一元化することで、工事費を削減することもできる。
 NWCは、10年にわたりビル制御システムの開発を行ってきたが、BEMSに対する社会的なニーズが高まる中で、人的資源の制約があり、全国展開が難しい状況だった。業務提携することで、日本コムシスが持つ全国の営業網を使って事業を展開できる。今後は、ビル制御システムの提供をNWC、営業や関連する工事は日本コムシスがそれぞれ担当する。出資額は非公表。
 日本コムシスの高市良治執行役員技術開発室長は17日、東京都品川区の本社で記者会見し、「主力のNTT関係の通信ネットワーク工事以外の分野で、柱となる事業を模索していた」とBEMS事業参入の目的を説明。今後については、「大規模ビルと比較して最新の制御システムの導入が進んでいない中小規模ビルを対象に事業を進めていきたい」と述べ、20年度まで5年間の累計売上高で100億円規模の事業に育てる方針を示した。

日本コムシス/BEMS事業に参入/ビル制御システム会社と業務提携

《日刊建設工業新聞》

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