日本建築家協会会長、アクションプラン作成へ 画像 日本建築家協会会長、アクションプラン作成へ

マネジメント

 日本建築家協会(JIA)の芦原太郎会長は17日、15年度のJIA建築家大会が開幕した金沢市内で日刊建設工業新聞のインタビューに応じ、地域に根差した活動や専門家の信頼回復などこれまで提唱・提言してきたことを具体的な行動に移すためのアクションプランを作成する考えを明らかにした。若手建築家を中心とした委員会を組織し、今月に1回目の会合を開催。来春にも成案をまとめ、実行に移していく方針だ。
 JIAは公益社団法人への移行に伴い、定款改定や組織再編、会員制度の見直しなど内部制度の改革を実行してきた。芦原会長は「内部の改革にはほぼめどが付いた。これからは具体的な行動、展開の準備に入る」として、「アクションプラン特別委員会」(六鹿正治委員長)を組織したことを明らかにした。
 プランの内容については、「地域に根差した社会貢献活動とは具体的にどんなことなのか、建築家が頼もしく役に立つ専門家であることを社会に対してどう伝えるか、みんなが憧れるようなJIAブランドをどう築いていくかなどを考えている」とした。さらに、「日本建築士会連合会、日本建築士事務所協会連合会との設計3会で建築士法の改正を実現できた。さらに一歩進め、次世代の建築生産社会システムの構築に向けた法・資格制度を考えていきたい」とも述べた。
 芦原会長は、先に関係機関に意見書を提出した新国立競技場の設計・施工者を決める公募型プロポーザルについても言及。「発注方式が多様化する中、プロジェクトにとって適切な方式を選択しなくてはいけない。しかし今回は時間とお金に重きが置かれ、最も大事な内容がどう扱われるのか心配だ。発注者は選択する責任者という自覚を持ってほしい」と指摘し、「発注者を支援する専門家が必要だ。JIAは他の建築関連団体とも連携しながら専門家団体としてできる限りの協力を惜しまない」とあらためて強調した。
 建築家大会は「みんな力(りょく)-ともに在る社会へ-」をテーマに、19日まで開かれる。18日には金沢歌劇座を会場に大会式典や基調講演、パネルディスカッションなどが行われる。
 期間中、金沢市内にある金沢21世紀美術館や蓮昌寺などでシンポジウムやフォーラム、コンペ審査会なども催される。

JIA・芦原太郎会長/提言具体化に向け行動計画作成へ/内部改革にはめど

《日刊建設工業新聞》

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