土木学会長「志と熱意ある技術者育成を」 画像 土木学会長「志と熱意ある技術者育成を」

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 土木学会の廣瀬典昭会長は17日、岡山市で開催中の15年度全国大会で基調講演し、「これからの100年を担う若手技術者はエンジニアリング・デザイン能力を身に付け、実践に貢献できる人材でなければならない」と述べた。防災・減災対策を担い、国際的に通用する人材になるためには「現場での経験と先人の事績を通じて学ぶことが必要だ」とも指摘。「人々のために『志』と『熱意』を持つ次代を担う技術者を育てていくことが土木学会の使命だ」と訴えた。
 廣瀬会長は、国内外で近代化に貢献したエンジニアとして廣井勇や久保田豊の事績を紹介し、「これからの土木技術者は時代に即した新たな価値と機能をデザインした社会インフラを構築し、それを持続させ、より良い遺産を次代に手渡す使命がある」と強調。担い手となる若手技術者には「問題を認識し、与えられた条件の中から最適解を導き出すプロセスを、自ら考えて行動し遂行する能力が求められる」とし、「経験を通して学ぶことと、困難な事業を成し遂げた先達の生き方や行動から学ぶことが重要だ」と述べた。
 災害が頻発している現状を踏まえ、「土木技術者は市民の中に積極的に入り、地域防災計画の策定や防災リーダー育成の支援に努めるべきだ」とも訴えた。
 日本が海外で果たす役割にも言及。「単に建設だけでなく、そのインフラがその国の雇用創出や人材育成、産業振興に寄与することが重要だ。現地事情に適したインフラ整備や課題解決につながる技術を、現地の人と一緒に働きながら提供することが大事になる」と指摘し、「優れた技術力とともにリーダーシップ、コミュニケーション能力、問題解決能力を持つ技術者の育成が必要だ」と語った。

土木学会・廣瀬典昭会長/志と熱意ある技術者育成を/全国大会で基調講演

《日刊建設工業新聞》

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