地下300メートルの世界を体験、地層処分の研究施設で 画像 地下300メートルの世界を体験、地層処分の研究施設で

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高レベル放射性廃棄物の地層処分を考える

 地下300メートルの世界を体験できる施設が、岐阜県にある。原子力発電で発生する高レベル放射性廃棄物の地層処分に関して、地下の環境などを研究する「JAEA瑞浪超深地層研究センター」だ。8月、エネルギー・環境教育に関する知見を広げるために、同センターへの施設見学会に教育関係者ら約15名が参加した。

 企画したのは、原子力発電環境整備機構(NUMO)。現在、世界的な問題として避けては通れない“核のゴミ”の処分について、日本が検討している地層処分(地下の安定した地層に放射性廃棄物を埋め、処分する方法)の実施に向けた調査・研究などに取り組んでいる。

 見学会ではまず、放射性廃棄物への対応の世界的な動向、処分に適した地層など、地層処分に関する基本的な解説が行われた。そのあと教員らはヘルメットをかぶり、つなぎを着て、専用エレベーターで地下300メートルの研究施設に降りた。

 地下では、多くの地下水が湧き出ており、湿度は100%に近い。また、地下にもぐればもぐるほど温度も高くなる。酸素濃度が低くなるため、地上から空気を送り込むことで、地下にいることができる。

 坑道の掘削技術や坑壁の地質観察、地下水の成分、地下にいる微生物の調査などの説明を熱心に聞いていた教員ら。高い湿度の中で汗だくになりながら、初めての地下の世界を体験し、「地層処分問題に関する科学的な知見を得ることが出来た」「実体験して、授業の題材を練ることが重要で、貴重な時間だった」と話していた。
《日本教育新聞》

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