国交省関東整備局など、鬼怒川堤防調査委が現地調査開始 画像 国交省関東整備局など、鬼怒川堤防調査委が現地調査開始

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 ◇破堤メカニズム解析へ
 記録的な豪雨の影響で茨城県常総市三坂町の鬼怒川左岸の堤防が一部決壊したことを受け、関東地方整備局が、土木学会や大学の専門家などと設置した鬼怒川堤防調査委員会は13日、本復旧工事の実施に向けた現地調査を開始した。調査結果を踏まえた会合を近く開催する。関東整備局は、破堤箇所から流れ出た水の強さや高さなどを解析した上で、今回の破堤のメカニズムに対応した新たな堤体の工法や設計を固める方針だ。=1面参照
 調査委は決壊した堤防について「堤体に使われている材料は、手で握った感覚から悪い材料とは感じられなかった。堤体の基礎地盤も比較的しっかりしているようだった」との見解を示した。
 鬼怒川本川の洪水の流れの強さについては、「倒れた植物や流出した土砂の状況を見ると、ゆっくりだったように感じる」と指摘。ただ、破堤箇所の住宅地側の地盤が深くえぐられている状況から、「決壊時に本川から住宅地側に流れ出た水の勢いはすさまじかったようだ」と分析している。
 同日の調査を終えた調査委は、破堤原因の早期解明に向け、「越水や洪水の流れの強さが実際にどうだったのか、これから解析していく必要がある。地盤のほか、上下流や左右両岸の水位の痕跡などの基礎データをしっかり集めなければならない」と次の調査の手順などを確認した。
 本復旧工事に着手するまでの間、破堤箇所(延長201メートル)から川の水が流入しないようにする応急復旧作業は、11日に始まっている。施工は鹿島と大成建設が担当している。
 計画では、破堤箇所に積み上げた根固めブロックや石材の上に遮水シートなどをかぶせ、堤防の代用となる構造物を築く作業を1週間程度で完了させる。その後、さらに1週間程度をかけ、代用の構造物の前面(川側)に鋼矢板を打設する。鋼矢板は本復旧の施工中、現場を川の水から守る役割を担うことになる。

豪雨災害/関東整備局ら、鬼怒川堤防調査委が現地調査開始

《日刊建設工業新聞》

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