【大人の武者修行】ハロー・トーキョーが伝えた“タクシー業界で生き抜く考え方” 画像 【大人の武者修行】ハロー・トーキョーが伝えた“タクシー業界で生き抜く考え方”

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 サービス産業生産性協議会(SPRING)の主催で、「中小サービス事業者向け次世代経営人材育成事業」として実施されている「大人の武者修行」。中小サービス業者が自社の次世代経営人材を、サービス産業の優良企業に“武者修行”として一定期間送り出し、サービス産業の極意を学ぶという、まさしく「ビジネスパーソンの武者修行」ともいえる取り組みである。

 そんな社会人インターシップ事業である「大人の武者修行」のシンポジウムが、都内で9月11日に開催された。

 昨年度受入事業者を代表して登壇したのは、株式会社ハロー・トーキョーで営業管理本部長を務める高橋浩一さん。「大人の武者修行で次世代人材に伝えたいこと」と題し、プレゼンテーションを行った。

 東京都江東区に本社を構え、タクシー事業を営む同社。高橋さんは「131台しかない小さな会社ですが、一部分に特化した営業を行っております」と語り、今回の「大人の武者修行」受け入れについて「飽和状態のタクシー業界で、わずかなシェアしか持たない私たちがどうやって生きていくかという所を、もし見ていただけたら有り難いなと思いました」と説明する。

 これまで、日本に滞在する外国人から「東京で英語の喋れるタクシードライバーをさがすのは砂漠でダイヤを探すより難しい」といわれてきたタクシー業界にあって、他社にはない“外国人利用者に特化した営業”を実施しているという同社。外国人客に快適に乗車して貰えるよう、乗務員全員が入社時から3ヶ月以内に国際マナー研修を受け、さらに毎週「英語の授業」を受講する機会を設けていると高橋さんは語る。

 また、電話での受付でも「ひとつの回線で、一般のオペレーターが英語や中国語で予約の電話を受付けている」ため、「『まるで大企業の海外事業部のようですね』とよく言われるんですよ」と高橋さん。タクシー業界では異色の国際色豊かな同社では、乗務員にもアメリカ人ドライバーやアフガニスタン出身でペルシャ語を話すドライバーが所属している。

 高橋さんは「新しく入社する乗務員には『タクシードライバーは都内で家が建てられる仕事です』と説明しているんですよ」と言い、「タクシーは“統計と確率”でやる商売」だとして「確率として遠くに行ってくれる確率の高い人に乗って頂き、きちっと給料にしなければいけません」と“統計と確率”に基づく思考を、同社では乗務員に伝えているという。

 今回、株式会社ハロー・トーキョーに「大人の武者修行」として訪れた“次世代経営人材”について、高橋さんは「朝から晩まで電話がひっきりなしにかかっていて、この人は重要な役割を任されている方なんだと思いました」という。そこから「会社にとってそれほど重要な方をうちの会社に武者修行に出したという事は、よほどその方は期待されているんだな」と気づき「それだけの方を“武者修行に出された”会社は本当に素晴らしいと感じました」と話す高橋さん。

 「もし、私たちの会社で学ばれた事がお役に立てたのなら、会社の公器としての役割を少しは果たせたのかなと思います」と、受入企業として「大人の武者修行」の意義を語り、プレゼンテーションを締めくくった。

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