日建連がプレキャスト工法の導入を推進 画像 日建連がプレキャスト工法の導入を推進

マネジメント

 日本建設業連合会(日建連)は、土木工事へのプレキャスト(PCa)工法導入拡大を目的としたプロジェクトチーム(PT)の初会合を10日に東京・八丁堀の本部で開き、具体的な検討を始めた。橋梁とトンネルを検討対象とし、設計基準・指針への位置付け、設計への反映方法といった環境整備方策をまとめ、年内に提案・要望として集約する。PTの座長には、河田孝志清水建設執行役員土木事業本部土木技術本部長が就いた。
 PTは「プレキャスト推進検討プロジェクトチーム」。橋梁とトンネルでそれぞれワーキンググループを設けた。橋梁は、道路の高架橋、高橋脚(橋梁下部工)、大規模更新・修繕(床版架け替えなど)、トンネルはボックスカルバート、覆工部材・道路床版、大規模更新・修繕(覆工打ち替えなど)について検討。会員企業へのアンケートで現状を整理し、導入効果、規格の標準化、施工承諾の簡略化、導入を提案できる入札契約制度などについても検討する。
 日建連は公共発注機関と5、6月に行った意見交換会で、生産性を高める取り組みの一つとしてPCa工法の導入拡大を求めた。ただ従来工法と比較すると割高になったり、現行の積算基準になじまなかったりするといった課題も指摘された。
 日建連は16年度の意見交換会でもPCaを議題にする方針。初会合後に河田座長は「各委員会がPCaの推進に取り組んできた。さらにスピードアップしたい」と抱負を語った。品質検査など受発注者双方の業務負担を軽減する効果にも期待を示した。副座長に就いた林伸行大成建設執行役員土木本部土木設計部長は「担い手の確保にもつながる」と強調した。

日建連/PCa導入推進へPT始動/橋梁・トンネル対象、15年内に提案・要望

《日刊建設工業新聞》

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