住民参加で危険箇所発見 エイテックがICT活用 画像 住民参加で危険箇所発見 エイテックがICT活用

インバウンド・地域活性

 ACKグループのエイテックは、ICT(情報通信技術)を活用した「地域安全プロジェクト」を島根県雲南市で始動した。市職員などによる巡回点検だけでは災害の危険箇所の発見に時間を要し、費用もかかるため、スマートフォンなどを使って地域住民が知っている危険箇所情報を早期に収集し、限られた予算の中で効率的な対策・改善を図る。住民の防災意識の向上にもつなげ、「自助」「共助」「公助」による災害に強いまちづくりを実現する。今後、自治体向けに積極的な提案活動を行っていく。このプロジェクトでは、行政側(雲南市)が把握する危険箇所の情報と、スマホなどを介して住民から集めた通報情報から、同社が対策の優先順位付けなどのコンサルティング業務を実施する。システムの開発・運営などにはACKグループのオリエンタルコンサルタンツやリサーチアンドソリューションの協力を得る。
 雲南市では、職員や予算が少なく、災害の危険がある箇所を把握しにくいという課題を抱えていた。対策が遅れれば被害発生のリスクが高まることから、同社が提案した地域住民が危険箇所情報を簡単に通報できる仕組みを導入した。同社は、住民を対象に防災上の危険箇所の判断ポイントを指導する「防災まち歩き」も行い、自主防災組織計画の策定支援と、住民によるICTの利用を促進。通報を通じた防災意識の向上を図った。将来的には今回の地域防災活動支援、対策箇所優先順位付けのコンサルティングの業務から段階的に事業領域を拡大。既存の各種技術(空間情報、点検診断、調査設計)を使った関連業務とともに、防犯対策や安心・安全なまちづくりの関連業務の受託につなげていく。

エイテック/ICT活用の地域安全事業始動/住民参加で危険箇所早期発見

《日刊建設工業新聞》

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