決定目前の東京五輪自転車競技会場、八王子市が誘致アピール 画像 決定目前の東京五輪自転車競技会場、八王子市が誘致アピール

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 2020年東京五輪の自転車競技(BMX、マウンテンバイク〈MTB〉、トラック種目)を行う会場が月内にも決まる。誘致活動を展開する東京都八王子市では、選手村(東京・晴海)から約1時間圏内にあり、緑豊かな自然環境といった立地条件の良さを強調。大会組織委員会が整備する仮設施設を大会後も継続活用することで、コスト面の優位性もアピールする。五輪の競技施設整備では、建設コストの増大などを背景に、経費削減の観点から計画が大幅に見直された。実施が固まっている28競技のうち、自転車とサッカー(一部会場は承認済み)を除いた26競技で使用する施設が今夏までに決定。セーリングは当初の東京都江東区から、1964年東京五輪の時と同じ神奈川県藤沢市江の島で行われる。
 組織委は自転車競技の一部に、静岡県伊豆市の既存施設を活用する方向で検討している。国際自転車競技連合(UCI)は、若者に人気のあるBMXとMTBの都心での開催を求めるとともに、東京から遠い伊豆市での開催には難色を示しているという。UCIが今月下旬に開く会議で競技会場についての方針をまとめ、組織委としても結論を出す見通しだ。八王子市の石森孝志市長は8月31日の定例記者会見で、「1964年の東京五輪でも自転車競技が行われた当市は、ミシュランガイド三つ星観光地の高尾山など緑豊かな自然環境に恵まれ、選手村からも1時間圏内で選手への負担もそれほど大きくない」と条件の良さを指摘。組織委が今後整備する競技会場(仮設)について、「自転車競技の普及発展のために大会後も市が活用していく方針であり、五輪レガシー(遺産)の考え方にも合致する。解体費用の圧縮などコスト面でも優位性がある」と強調した。
 同市が競技会場の候補地としているのは、西部に位置する川口町・上川町一帯の民有地。東側に首都圏中央連絡自動車道(圏央道)、北側に秋川街道が通る緑地のうち5ヘクタールを会場用地として活用する方針だ。同市は昨年12月にBMX・MTBの会場誘致を正式表明し、組織委と都に要望書を提出。今年2月には組織委にトラック種目の誘致についても追加要望した。同月に日本自転車競技連盟にも要望書を提出。6月には市の誘致活動を知らせる文書をUCIに送付するなど、関連団体への働き掛けを強めている。国際オリンピック委員会(IOC)に提出した立候補ファイルでは、自転車競技(BMX、MTB、トラック種目)はそれぞれ江東区内の仮設会場(整備費65億円)で行う計画になっていた。

9月にも東京輪自転車競技会場決定/東京都八王子市が誘致アピール

《日刊建設工業新聞》

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