地熱利用で地域振興、アサノ大成基礎エンジが提案強化 画像 地熱利用で地域振興、アサノ大成基礎エンジが提案強化

インバウンド・地域活性

 ACKグループのアサノ大成基礎エンジニアリングは、地熱エネルギーをハウス栽培の空調設備などの電力として活用する事業提案活動を強化する。温泉地などで、地熱を利用した小規模発電事業と、果樹、野菜などのハウス栽培事業を同時に行い、エネルギーの「地産地消」と地域振興、地域活性化に役立てる。地域で生まれたエネルギーを家庭用電力として市民に還元でき、ハウス栽培の電力コスト低減も可能になる。九州地方や地熱発電が可能な地域の自治体向けに積極的に提案する。
 同社は、地熱発電とハウス栽培、温泉給湯の三つを複合した事業を自治体に提案する。具体的には、まず生産井から蒸気と熱水を取り出し、蒸気は水より沸点が低い媒体(水とアンモニアの混合物など)と熱交換し、この媒体の蒸気でタービンを回す「バイナリー発電設備」に活用。電力は農業用ハウスに提供するほか、余剰分は地域の住民向けに供給する。熱水は低温給湯タンクを介して温泉施設に送る。
 同社の基本的なビジネスモデルでは、バイナリー発電事業に部分出資を行い、熱供給と発電所管理業務などを担当。ハウス栽培には全額出資して温泉配給事業も手掛ける。事業者のニーズに応じてボーリング調査や導入効果の評価、設備設計、補助金申請サポートなどのサービスも提供する。プロジェクトの実施によって再生可能エネルギーの地産地消、化石燃料で加温しない地熱利用型ハウス栽培による環境保全への貢献、農業コストの縮減、雇用創出などを実現する。農産物の現地見学会なども開き、地元農産物のブランド力の向上も図る。同社は地域に合った形での事業実施方法を提案していく。

アサノ大成基礎エンジ/地熱利用事業の提案強化/地域振興でノウハウ提供

《日刊建設工業新聞》

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