荒天による輸送トラブルで東京市場、野菜軒並み入荷減 画像 荒天による輸送トラブルで東京市場、野菜軒並み入荷減

インバウンド・地域活性

 台風18号から変わった低気圧の影響などを受け、東京市場で10日、野菜の入荷減が相次いだ。特にフェリーの欠航などで輸送が滞った北海道産を主体とするニンジンなどは、休市明けにもかかわらず、前市並みの数量に伸び悩んだ。価格は「生育そのものへの影響は少なく順調」(卸売会社)で、小幅な上げにとどまった。一方、日照不足などで出回りが少ないキュウリやナスなどの果菜類は、先高観からさらに上げた。 
 北海道から関東へ向かうフェリーは欠航。ホクレンは「ニンジンやダイコン、タマネギなどの出荷ができなかった」と話す。同日の日農平均価格の対象となる東京地区のニンジンの販売量は70トンで、休市前の57トンをやや上回る程度に伸び悩んだ。ダイコンも180トンで、休市前と比べ20トンの微増。卸売会社は「本来なら休市明けは休市前より入荷が増えるが、輸送の滞りの影響が出ている」と話す。

 価格への影響はわずかで、ニンジンが1キロ当たり165円で前市比5円安だった他、ダイコンも1円高の103円など、輸送トラブルを理由に大きく上げる品目はなかった。「輸送が回復する週明けにはまとまった量が入荷する見込みで、引き合いが強まりにくい」と卸売会社はみる。

 一方、日照不足などで高値基調だったキュウリやナスなどの果菜類は同日、一段上げた。中でもキュウリは420円と、前市比25円高。卸売会社は「台風による雨に加えて日照が不足しており、出回り増の見込みが立てにくい」と、先高観から引き合いが強まった。

 一方で果実への影響は限定的との見方が強い。卸売会社は「台風18号は風が強くなく、擦れ果や落果などの被害は少ない」と話す。降雨でスーパーの客足が落ち込むことを見込んで引き合いも強くないため「不足感はない」とみる。

野菜軒並み入荷減 輸送トラブル相次ぐ 荒天で東京市場

《日本農業新聞「e農net」》

編集部おすすめの記事

特集

インバウンド・地域活性 アクセスランキング

  1. 大宮駅グランドセントラルステーション化構想/東西通路や重層的交通広場も

    大宮駅グランドセントラルステーション化構想/東西通路や重層的交通広場も

  2. 三菱地所がホテルと空港事業を強化/専門事業グループ新設

    三菱地所がホテルと空港事業を強化/専門事業グループ新設

  3. 川越駅前にホテル建設、川越駅とデッキで接続/20年開業予定

    川越駅前にホテル建設、川越駅とデッキで接続/20年開業予定

  4. 20政令指定都市、18年度予算案/街づくりなど戦略的投資に積極的

  5. 五輪後の建設市場は「減少」か「横ばい」…アナリストに聞く

  6. 八戸市の屋内スケート場建築、69億4000万円

  7. 近大医学部、付属病院、堺市への移転計画/健康・医療分野の民間投資を促進

  8. 世界貿易センタービルディングの解体、160メートルは国内最高層!

  9. 札幌駅北口周辺で再開発計画、50階建てビルは道内最高層!

  10. 相次ぐ新設バスターミナル。FIT化進展への対応は十分か?

アクセスランキングをもっと見る

page top