愛知県、リニア開業を見据えて社会資本整備 方針案策定 画像 愛知県、リニア開業を見据えて社会資本整備 方針案策定

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 愛知県建設部は9日、本年度から20年度までに実施する社会資本整備の基本方針となる「建設部方針2020(案)」を発表した。リニア中央新幹線開業後の30年を見据えるとともに、大規模自然災害やインフラの老朽化など緊急的に取り組む課題に対応するため、強化すべきテーマに「防御力」「保全力」「成長力」「魅力」を挙げた。県の総合戦略「あいちビジョン2020」が14年3月に策定されたのを受け、10年作成の「建設部方針」を見直し、新たな中長期的方針としてまとめた。方針によると、社会資本整備を取り巻く背景、課題には▽人口減少、人口構造変化▽切迫する巨大地震・津波▽多頻度・激甚化する風水害・土砂災害▽交通事故死者数12年連続ワースト1▽インフラの老朽化▽中京大都市圏の中枢あいち▽地域の成長産業としての観光振興▽「環境首都あいち」の実現-を挙げた。これらに対応するため、取り組み方針では四つの強化すべきテーマを設定し、施策・事業を明示した。
 「防御力」では、懸念される南海トラフ巨大地震やスーパー伊勢湾台風などの自然災害に備え、強靱(きょうじん)な県土づくりを進める。また、道路交通死傷者事故の抑止に向け、安全・安心な道路交通環境を整備する。「保全力」では、ライフサイクルコストを低減する合理的なメンテナンスマネジメントを確立し、安全・安心なインフラを提供する。「成長力」では、“リニア大交流圏”を見据え、ものづくりを中心にした産業中枢機能を強化するため、高規格道路をはじめとする道路ネットワーク、中部国際空港、港湾の整備などを推進する。また、国の特区制度を活用して有料道路コンセッションを行う。「魅力」では、環境と調和した持続可能なまちづくりを実施する。これらの取り組みを進めるに当たっては、戦略的に事業の選択と集中を図り、目標の確実な達成を目指す。また、PFIなど民間の活力を導入し、効率的に運用していく。さらに▽公共工事の品質確保と担い手の確保・育成▽情報化技術の活用▽防御力を高める災害応急体制の強化▽循環型社会への対応▽産学官連携による建設業界のPR-にも力を入れる。この方針案は10日から10月9日までホームページなどで公開される。その後、県民の意見を踏まえ正式決定する。

愛知県建設部/社会資本整備基本方針案/課題対応で4テーマ設定

《日刊建設工業新聞》

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