大地震のネパール、JAICAによる道路復旧第1弾が完成 画像 大地震のネパール、JAICAによる道路復旧第1弾が完成

海外進出

 4月に大地震に見舞われたネパールで国際協力機構(JICA)が進める震災復興支援プロジェクトで、カトマンズ~バクタプール間(約9・1キロ)の主要道路のうち、特に被害が甚大だったローカンタリ~コーサルタール間(約0・6キロ)の応急復旧工事が完了した。JICAが関わる被災インフラの復興事業で初の完成案件。8日に現地で完工検査を行い、ネパール政府に引き渡した。調査・設計・工事監理はエイト日本技術開発(代表)、日本工営、玉野総合コンサルタントで構成するJVが担当した。
 ネパールでは、4月25日に首都カトマンズの北西約77キロ(ゴルカ郡)を震源とする大地震が発生。周辺都市・地域が壊滅的な被害を受けた。カトマンズ~バクタプール間の道路では、これまでに日本政府の無償資金協力で4車線化事業(2橋新設、交差点改良含む)を実施。設計・コンサルタント業務を日本工営、施工を安藤ハザマが担当し、11年に完成している。
 今回の応急復旧工事は、震災前からJICAが進めている「カトマンズ盆地都市交通改善プロジェクト」のパイロットプロジェクトとして行っている。当初の交通改善プロジェクトでは首都圏の総合都市交通マスタープランの策定が主な業務となり、エイト日本技術開発JVが受託していた。今回工事が完了したローカンタリ~コーサルタール間では、対象区間と近辺の路面補修、ローカンタリ交差点付近とコーサルタールバス停付近の段差解消、歩道橋の撤去、損傷した擁壁の応急対応などを実施した。工事費は約8419万円。施工は現地の建設会社が行った。カトマンズ~バクタプール間では、被害原因(液状化など)の推定調査を実施中。半年~1年後をめどにまとまる調査結果を踏まえ、本格復旧に向けた整備計画を検討していく。

JICA/ネパール道路復旧の初弾完成/エイト日技JVが調査・設計

《日刊建設工業新聞》

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