菊類が動き出す、彼岸向けピーク前…不安定 画像 菊類が動き出す、彼岸向けピーク前…不安定

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 来週からの「秋の彼岸」(20~26日)向け花材の仕入れピークを前に、早くも菊類が動き出している。天候不順から輪菊とスプレイ菊、小菊の出方がいずれも不安定で、「相場が上がらないうちに、仕入れを始めた業者もいる」(卸売会社)ためだ。特に月遅れ盆前に品薄で高騰した小菊は、彼岸入りを5営業日も前に1本40円台に乗せている。卸売会社は「天候が回復しても、彼岸需要を賄う量には到底足りず、品薄高の展開」とみる。

 9日の小菊の日農平均価格(各地区大手7卸のデータを集計)は1本41円と、前年同時期を32%上回った。販売数量は同じ時期より41%少ない65万本だった。盆以降の低温や曇雨天などで、出回りは不安定な状態だ。「5営業日前なら比較的、落ち着いた価格で仕入れができると考えた業者が多く、価格を押し上げた」と卸売会社はみる。

 JA全農あきたによると、取引1、2回分で、出荷が遅れている産地が目立つ。「気温低下で、花が成長しない」と説明。JA全農いわても前年割れの出荷となっている。「曇天による生育不良で、数量が伸びない」と話す。

 小菊以外も早くも高値基調だ。同日の価格は輪菊が1本61円、スプレイ菊が69円と、それぞれ前年を11%、15%上回る。卸売会社は「輪菊は色物が少ない。スプレイ菊も輸入物が少なく、絶対量は不足している」と説明する。同日の販売量は輪菊で95万本(前年同時期比14%減)、スプレイ菊は28万本(同1%減)だった。

 一方で注文需要は旺盛で、前年を2、3割上回る卸売会社もある。「盆で品薄だったため、彼岸は確実に手当てしようとする業者が多い」とみる。ただ、全ての注文に対応できるかについては、不透明な見方をする卸売会社が多い。産地で天候が回復しても、すぐに十分な量が出る見通しは立っておらず、「彼岸の週にピークがずれる恐れもある」(全農あきた)。

 卸売会社では、秋彼岸向け仕入れピークは来週14日からと見込む。「産地によっては、2週間遅れている産地もあり、菊類は、どの品目も品薄高の展開になる」と見通す。
《日本農業新聞》

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