高校生が現場で通年型インターンシップ 画像 高校生が現場で通年型インターンシップ

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 兵庫県立東播工業高校(加古川市)は8日、同県播磨町本庄にある「うみえーる広場整備工事」(施工=前川建設)の現場で、本年度の通年型インターンシップ(就業体験)を開始した。県建設業協会加印支部に事務局を置く「ひょうご建設産業若年者入職促進協議会」の内藤康男代表がコーディネートして実現したもので、「土木工事の通年型就業体験は全国に先駆けた取り組み」(内藤代表)だという。初日となったこの日は土木科2年の9人が参加し、測量や土工事などを体験した。同校の通年型インターンシップは、施設・建築物の完成までを体験することで、学習内容のさらなる理解を深めるとともに、現場での喜びや苦労の体験を通じて就職のミスマッチ解消を図るのが狙い。今回の現場は「工期が長く、造成から地下埋設物の設置、外構、植栽など基本的な土木の技術が詰まっている」(岩本好一土木科長)ことから選んだという。
 初日となった8日午前、加古川市内の同校で行われた開講式では、生徒を受け入れる前川建設の前川容洋社長があいさつしたほか、兵庫県加古川土木事務所の伊藤裕文所長が災害時の対応をはじめとする建設業の役割など、事業を所管する播磨町教育委員会の担当者が施設整備の目的などについてそれぞれ説明。この後、生徒らは工事概要の説明や安全教育を受け、現場に移動した。午後の現場実習には、土木科の2年生全36人のうち、9人が参加し、測量や透水管・U字溝埋設の床付け、砕石の敷き込み・敷き均しなど、約2時間の作業を体験。現場に立ち会った前川社長は「例えば測量などは現場を体験することで本来の意味が理解でき、生徒のやる気も上がる。社会と関わる中で建設業に誇りを感じられるようになるはずだ」と取り組みの重要性を強調した。
 同校によると、本年度の現場体験は、1グループ当たり8~10人の4班体制で毎週火曜日の午後に実施。今後は竣工まで2週間単位のローテーションを組んで生徒全員が現場を体験するようにしているほか、現場作業に当たらないグループについては記録映像を通じて、工事・作業の流れを補う予定で、岩本科長は「こうした体験を通じて建設業の魅力を感じてもらえれば」と話している。工事は、老朽化に伴い廃止された旧播磨町民プール跡地に、水辺や水と触れ合いながら、多様な世代がスポーツ・レクリエーションを楽しめる広場を整備し、生涯学習の拠点として活用するのが目的。敷地内にはフットサルコートやバスケットボール(3on3)コート、芝生広場、親水池・噴水、デッキテラス、屋根付き休憩所、健康遊具などを設ける。工期は5月15日~16年3月15日。

東播工高/通年型インターンシップ開始/前川建設の土木現場で実務体験

《日刊建設工業新聞》

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