国交省、民間開発のインフラ点検ロボットを導入 画像 国交省、民間開発のインフラ点検ロボットを導入

マネジメント

 国土交通省は、老朽化したインフラの点検を効率的・効果的に行うため、民間が開発したロボット技術を16年度に試行的に導入する。対象とするのは、「橋梁」「トンネル」「水中」の3分野の維持管理。人が行う点検業務と同等の環境下でロボットによる点検を行い、期待される機能や効果を発揮できるかどうかや、経済性などを比較検証する。試行導入するロボットは、14~15年度の2カ年で実施している現場での検証を経て評価された技術の中から選定する。2カ年で実施中の検証は、維持管理3分野と「災害調査」「災害応急復旧」を加えた5分野が対象。検証フィールドとして用意された同省の直轄現場などでロボットを実際に動かし、期待通り作動するかどうかなどを確かめる。
 本年度の検証に向けた技術公募では、71者から計77技術の応募があり、10月から12月にかけて行う検証に向けた準備作業を進めている。用意された複数の現場で分野ごとに検証することになる。検証を経た試行的導入では、維持管理のために発注される点検業務を行った構造物を対象にして、同じ環境下でロボットを使った点検作業を実施。近接目視や打音検査といった人が実施する実際の業務と比較検証することで、ロボットが所定の性能を発揮できるかどうかを確認する。試行導入の結果を踏まえ、効果が確認されたロボット技術を活用するのに最適な点検手順などを作成し、本格導入につなげる。次世代社会インフラ用ロボットの導入によって国交省は、人の立ち入りが困難な現場でも迅速で的確な点検を実施。人の作業を代替・支援することで点検作業の効率化にもつなげる考え。国内外での新たな市場の創出も期待している。

国交省/民間開発のインフラ点検ロボ/橋梁など3分野で16年度試行的導入

《日刊建設工業新聞》

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