JFEエンジニアリング、再生可能エネルギー発電の拡大めざす 画像 JFEエンジニアリング、再生可能エネルギー発電の拡大めざす

制度・ビジネスチャンス

 JFEエンジニアリングは、再生可能エネルギーを利用した発電プラントのEPC(設計・調達・建設)業務を核とした発電事業で、17年度の売上高を650億円(14年度500億円)とする目標を設定した。バイオマス発電と太陽光発電を柱に事業を拡大。東南アジアを中心に海外での事業機会も模索する。目標数値の内訳は、バイオマス発電350億円(14年度240億円)、太陽光発電200億円(240億円)、地熱発電などその他100億円(20億円)。数値はすべて国内事業で、海外事業は含まれていない。最も伸ばす想定をしているのがバイオマス発電。現在は循環流動層(CFB)ボイラーを中心に事業展開している。CFBボイラーは、木質チップやパームヤシ殻(PKS)といったバイオマス燃料に加え、石炭や汚泥、廃プラスチックなど複数の燃料を混合して燃焼できるのが特徴。これまでは50メガワット未満の小規模案件が中心だったが、今後は50メガワット以上の中型案件に注力することで事業規模拡大を狙う。
 太陽光発電は、12年7月に再生可能エネルギーの固定価格買い取り(FIT)制度が施行されて以降、買い取り価格が引き下げられていることから、14年度実績より売り上げ規模は縮小すると想定。今後は、建設コストの削減を図ることで200億円規模を維持していく考えだ。同社は、4月1日付でバイオマス事業部と発電事業部を統括する発電エンジニアリング本部を新設した。事業の企画立案からプラントのEPC業務、運営までワンストップのサービスを実現するのが狙い。16年4月に始まる電力小売り全面自由化で、増加を見込む新規発電事業者の開拓を行うとともに、海外の事業機会も模索する。福井隆二常務執行役員発電エンジニアリング本部長は、8日に横浜市内で記者会見し、事業環境について「太陽光からバイオマスや風力などにニーズがシフトしつつある」と指摘し、「得意とするバイオマスで着実に実績を積み上げる」との方針を示した。海外事業については、具体的な目標数値は設定してないが、「東南アジアでFIT制度が整備されれば、バイオマスや地熱の分野で進出できる可能性が広がる」(福井常務執行役員)との見方を示した。

JFEエンジ/発電事業の規模拡大めざす/再生可能エネプラントのEPC核に

《日刊建設工業新聞》

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