新国立競技場、日建設計とザハ事務所がタッグで公募参加 画像 新国立競技場、日建設計とザハ事務所がタッグで公募参加

海外進出

 2020年東京五輪のメーン会場となる新国立競技場を整備する事業者の公募手続きが始まったのを受け、日建設計は7日、白紙撤回された整備計画でデザイン案を担当した英建築家ザハ・ハディド氏の事務所(ザハ・ハディド・アーキテクツ、ZHA)と設計チームを編成し、新計画の公募に参加すると発表した。日建設計は旧計画の設計で共同企業体を構成した梓設計、日本設計、アラップジャパンにもチームへの参加を要請中だ。国際デザイン競技で選ばれたハディド氏の案は、総工費が当初の1300億円から2520億円に膨らんだことで批判が集まり、政府は7月に計画を白紙撤回。今月1日に工費の上限を1550億円とし、設計・施工一括で担当する事業者の公募を始めた。12月下旬に優先交渉権者を決める。
 日建設計は、ZHAとの設計チームの編成について「敷地特性の分析・把握、アスリート・来場者・管理者の使い勝手、安全性、快適性、景観への影響を検討済みだ。設計の成果は4000枚を超える実施設計図にまとめ、建設に着手できる内容だ」と説明。施設の規模や内容が前回と異なる部分もあるが、「これまで検討した技術面の成果を工期、コスト縮減に反映できる。非常に厳しいスケジュールで設計と施工を行うには、この2年に蓄積してきた知見と経験を最大限に活用すること」と確信し、ZHAに参加要請したという。
 JVで参加する場合、各構成員が工区を分けて事業全体を共同で実施する「共同実施方式」、各構成員が設計や施工、工事監理の各業務を分担する「分担実施方式」、分担した各業務ごとに、単体またはJVで実施するかを選べる「併用方式」の3タイプを選択できる。日建設計は「形にはこだわらない」とし、施工者と協議中。18日までに参加登録した上で、技術提案書の検討に入る。ハディド氏は7日、「詳細な建設費の見積もりを含む建築計画を迅速に提示できる。有能な施工会社と組み、費用対効果が最も高く、20年に間に合う工期を保証した案を用意する」とコメントした。

新国立競技場/日建設計、ザハ事務所とタッグ/旧計画メンバーにも参加要請

《日刊建設工業新聞》

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